TG-WEB例題の使い方|4分野の型とつまずきやすい落とし穴

「TG-WEB 例題」と検索すると、数十問から百問を超える問題集ページがいくつも並びます。ただ、量を追いかけて上から順に解いていくだけでは本番の TG-WEB で安定した得点を取るのは意外と難しく、TG-WEB は出題形式そのものに独特のクセがあるため、例題を眺めるだけでは対応しきれない場面が本番で必ず出てきます。

この記事では、就活キャリア研究所が TG-WEB の例題を4つの出題分野ごとに整理し、従来型と新型で問題の毛色がどう変わるのかを解説します。あわせて、実際の出題イメージに近い例題を使いながら、多くの受検者がつまずきやすいポイントと、例題演習を得点力につなげるための進め方も紹介していきます。

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目次

TG-WEBとは?例題を読む前に知っておきたい基本

TG-WEB は、新卒採用や中途採用の選考で使われる適性検査の一つで、SPI や玉手箱と並んで代表的な Web テストに数えられますが、問題の難易度が高く独特の出題形式を持つことで知られています。特に大手企業や外資系企業、コンサルティングファームなど、選考倍率の高い企業で採用される傾向があります。

検査の中身は、能力検査(言語・非言語・英語)と性格検査の大きく2つに分かれており、さらに能力検査には「従来型」と「新型」という2つの出題形式があるため、同じ TG-WEB という名前でも企業によってまったく違う問題が出題される点が、この検査を分かりにくくしている一因です。例題を読み進める前に、まずはこの分野と形式の枠組みを頭に入れておくと、以降の対策がぐっと効率的になります。

TG-WEBの例題は4分野に分かれる(言語・非言語・英語・性格)

TG-WEBの出題4分野(言語:語彙読解、非言語:計数力、英語:読解速度、性格:一貫性)を示す図解

TG-WEB の能力検査は、大きく言語・非言語・英語の3分野に分かれ、これに性格検査を加えた4つが出題の柱になります。例題を解くときは、闇雲に多くの問題に触れるよりも、まずこの4分野それぞれで何を測ろうとしているのかを理解しておくほうが、限られた対策時間を有効に使えます。

言語問題の例題が示す出題傾向

言語問題の例題を見ると、空欄補充や文章の並べ替え、長文読解といった、文章の構造を正確に読み取る力を試す問題が中心になっていると分かります。新型では、同義語・対義語やことわざ・慣用句など、語彙の知識そのものを問う例題も増えてきます。単に文章を読むだけでなく、限られた時間の中で論理の骨格を素早くつかむ力が求められている、と捉えておくとよいでしょう。

非言語(計数)問題の例題が示す出題傾向

非言語問題の例題には、図形の展開図や推論、暗号解読といった、パズルに近い問題が多く含まれています。新型では四則逆算や図表の読み取りのように計算力とスピードを重視した例題が中心である一方、従来型の非言語は初見での対応が難しく、新型は処理速度で差がつきやすいというように、同じ非言語でも求められる力の質がかなり異なります。

英語問題の例題が示す出題傾向

英語問題の例題は、空欄補充や言い換え、長文読解といった形式が中心で、英文法の知識そのものよりも、限られた時間で必要な情報を拾い出す読解力が問われる傾向にあります。資格試験の対策とは少し毛色が異なるため、TG-WEB 特有の出題パターンに慣れておくことが得点の安定につながります。

性格検査の例題が示す出題傾向

性格検査には、複数の側面から人物像を測定する設問が用意されており、コンピテンシーやストレス耐性、チームでの協働力といった観点が組み込まれています。能力検査とは違って正解・不正解がある試験ではありませんが、似た内容の設問が言い回しを変えて複数回登場する仕組みになっている点は、例題で必ず押さえておきたいポイントです。

従来型と新型で例題の毛色はまったく違う

TG-WEB には「従来型」と「新型」という2種類の出題形式があり、企業によってどちらを採用するかが異なります。例題を解く際にこの違いを意識せずに対策を進めてしまうと、本番で見慣れない形式に戸惑うことになりかねません。

従来型に多い例題のタイプ

従来型の例題では、図形問題や推論、暗号解読といった、初見での発想力を試す問題が多く出題されます。パターンを知らないと1問に何分もかかってしまう一方で、一度解き方を理解してしまえば安定して得点できるという特徴があります。

新型に多い例題のタイプ

新型の例題は、四則逆算や図表の読み取りのように、正確さとスピードの両方を求める問題が中心です。難易度自体は従来型ほど高くありませんが、1問あたりの制限時間が短く設定されているため、慣れていないと時間切れになりやすい形式といえます。

出題形式をつかむための例題を3問だけ見てみる

ここでは、TG-WEB の出題イメージをつかむための例題を、3つの分野から一つずつ紹介します。実際の本番の問題とまったく同じではありませんが、どのような思考プロセスが求められるのかを確認する材料として役立ててください。

非言語(新型):四則逆算の例題

問題 次の式の空欄に当てはまる数字を答えてください。 18 ÷ □ = 3

四則逆算は、通常の計算と逆の手順をたどればすぐに答えにたどり着ける形式で、18 を3で割ると6になるため、空欄には6が入ります。新型の非言語問題では、こうしたシンプルな計算を高速かつ正確に処理し続ける力が試されています。

言語(従来型):空欄補充の例題

問題 次の文章の空欄に最も適切な言葉を補ってください。 「彼の主張は一貫しているように見えて、細部を検討すると□している点が多い。」 選択肢:矛盾/発展/継続

文章全体の文脈から、前半の「一貫しているように見えて」という表現と対になる言葉を選ぶ必要があり、ここでは「矛盾」が文脈に合致するため正答になります。従来型の言語問題では、選択肢の意味を単体で捉えるのではなく、前後の文脈との整合性で判断する視点が欠かせません。

性格検査:一貫性を問われる例題の考え方

性格検査には明確な正解はありませんが、「初対面の人ともすぐに打ち解けられる」という質問と、「人と話すよりも一人で過ごす時間を好む」といった質問が、言い回しを変えて複数回登場する仕組みになっています。ここで回答に矛盾があると話を盛って回答している可能性があると判断されかねないため、例題演習の段階から、飾らずに一貫した回答を意識しておくことが、性格検査対策の基本になります。

関連記事:適性検査とは何か|就活で企業が見ている視点と直前対策のコツ

例題演習でつまずきやすい3つの落とし穴

就活中の学生が自室の机で参考書を前に問題演習に集中している様子のイラスト

TG-WEB の例題に数多く触れていても、本番で思うように得点できない受検者には、いくつかの共通した傾向が見られます。ここでは、例題演習でとくに見落とされやすい3つの落とし穴を紹介します。

落とし穴1:時間配分を考えずに解いてしまう

例題を解くとき、制限時間を意識せずにじっくり考えて正解にたどり着く練習ばかりを重ねてしまうケースは少なくありません。本番の TG-WEB は1問あたりの持ち時間が極端に短く設定されているため、じっくり型の演習だけでは、本番で時間切れを起こす原因になります。

落とし穴2:正答だけ見て終わりにしてしまう

例題を解いたあと、正解していたかどうかだけを確認して次に進んでしまうと、同じような形式の問題で再びつまずく可能性が残ります。正解した問題であっても、なぜその答えに至ったのかという思考の道筋を言葉にして振り返る習慣をつけておくと、初見の問題に対する対応力が着実に育っていきます。

落とし穴3:性格検査を「正解探し」で解いてしまう

性格検査の例題に対して、企業が求める人物像を推測し、本来の自分とは違う回答を選んでしまう受検者も見受けられます。一貫性のない回答は、複数回登場する類似設問の中で矛盾として表れやすく、かえって評価を下げてしまう可能性があります。無理に自分を作り込まず、素の状態で答える方針を例題の段階から徹底しておきましょう。

例題を得点力に変える4つのステップ

例題は解くだけでなく、次の4つのステップを意識して取り組むことで、限られた時間でも得点力に変えやすくなります。

STEP1

志望企業がどちらの形式を使っているかを確認する 対策を始める前に、志望企業の選考で従来型・新型のどちらの TG-WEB が使われているかを、就活情報サイトや先輩の体験談などから確認しておきましょう。形式が分かれば、対策すべき例題の範囲を絞り込めます。

STEP2

分野ごとに例題を解いて出題パターンをつかむ 言語・非言語・英語のそれぞれについて、まずは時間を気にせず例題を解き、その分野特有の出題パターンをつかむことに集中します。この段階の目的は正答率ではなく、パターンの引き出しを増やすことです。

STEP3

制限時間を計って本番形式で解き直す パターンがつかめてきたら、実際の制限時間を意識しながら同じ例題や類題を解き直します。頭では分かっていても時間内に処理できないというギャップが見つかりやすい段階です。

STEP4

間違えた例題だけを繰り返し復習する 最後に、間違えた例題や時間内に解けなかった例題だけを抜き出し、繰り返し復習します。全問を一律に解き直すよりも、弱点を絞って反復するほうが、限られた対策時間でも効果を実感しやすくなります。

TG-WEBの例題についてよくある質問

TG-WEBの例題はどこで手に入りますか

書店で販売されている対策本のほか、就活情報サイトが無料で公開している例題も多くあります。ただし、サイトによって難易度や形式にばらつきがあるため、志望企業が採用している形式(従来型・新型)に近い例題を優先して選ぶことをおすすめします。

例題を解く順番に決まりはありますか

決まった正解はありませんが、まずは言語・非言語・英語といった能力検査の例題でおおまかな傾向をつかみ、そのあとで性格検査の例題に取り組む流れが進めやすいでしょう。能力検査の対策には時間がかかりやすい分、早めに着手しておくと安心です。

例題で高得点が取れれば本番も安心ですか

例題で高得点が取れていても、本番は制限時間のプレッシャーや緊張が加わるため、同じ実力を発揮できるとは限りません。例題演習の段階から時間を計って解く練習を重ね、本番に近い緊張感に慣れておくことが、安定した得点につながります。

例題は「型の理解」に使うほど効果が出る

TG-WEB の例題は、言語・非言語・英語・性格という4分野、そして従来型・新型という2つの形式によって、求められる力が大きく異なります。数多くの例題に触れること自体は対策の土台になりますが、量をこなすだけでは本番の得点に直結しにくいのも事実です。

志望企業の形式を確認し、分野ごとの型を理解したうえで、制限時間を意識した復習を重ねる。この記事で紹介した進め方を参考に、例題を解いて終わりにせず、得点力へと着実につなげていってください。

この記事の著者情報

株式会社ネット風評被害対策 代表取締役 内村淳

ネット風評被害対策の専門家として15年以上の実績を持つ。
風評被害誹謗中傷対策・サジェスト対策・逆SEO対策・SNS炎上対応など、企業のWebリスク解決を累計10,000社以上支援。
ネット誹謗中傷対策に特化した法律事務所に1年間従事し、法的観点からの対応知見を習得。IT技術と法的アプローチの双方に携わってきた経験を持つ。
あらゆるネット風評被害対策支援に加え、企業向けコンサルティングや同業他社へのサービス提供も行う。
現在、日々進化するAI検索エンジンのアルゴリズムを徹底解析し、AI検索時代に適応した次世代の風評対策に注力している。

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