株式会社メディア工房(以下、メディア工房)は、東京都港区六本木に本社を置く東証グロース市場の上場企業です(証券コード3815)。占いを中心としたデジタルコンテンツの企画・配信を主力にしており、自社の採用ページには2026年9月時点で12件の求人が並んでいました。
この記事では、自社採用ページ(hrmos)に載る求人票12件、マイナビ転職とGreenに掲載中の求人、公式採用サイトが公開している働き方のデータを突き合わせて、募集職種・職種別の月給・勤務条件・選考の流れを整理しました。応募窓口ごとの掲載状況と、求人票のどの欄を確かめるべきかもまとめています。
会社の事業内容や働く環境の全体像は「株式会社メディア工房はどんな会社?事業・評判・採用を調査」で詳しく解説しました。
株式会社メディア工房の求人・採用の全体像

応募の入口は、公式の採用特別サイトから自社採用ページ(hrmos)へ進む経路が中心になります。2026年9月時点で各窓口を1つずつ開いた結果が次の表です。
| 窓口 | 2026年9月時点で表示されていた内容 |
|---|---|
| 公式 採用特別サイト | 会社紹介・社員インタビュー・働き方のデータ・よくある質問・職種別の入口9枚を掲載。入口はすべて自社採用ページの絞り込みページへリンク |
| 自社採用ページ(hrmos) | 全12件(正社員10件・業務委託2件) |
| マイナビ転職 | 企業ページのタブ表示は「求人情報 3」。一覧は19件並ぶが、うち16件は掲載終了日が過去の求人 |
| Green | 企画・マーケティング職の求人2件 |
| engage | 企業紹介ページのみ(最終更新日2026年7月6日)。個別の募集要項は掲載なし |
| 求人ボックス | 3件。いずれも在宅で働く占い師の募集 |
出典: 株式会社メディア工房 採用特別サイト/同 採用ページ 求人一覧/マイナビ転職/Green/engage(いずれも2026年9月時点)
採用サイトの入口9枚のうち3枚は掲載ゼロ
採用特別サイトの「CAREER」欄には、新卒採用・営業・ディレクター・エンジニア・デザイナー・マーケティング/編集・占い師・管理・アルバイトという9つの入口が並んでいます。9本すべてのリンク先を開いて件数を数えると、次のように分かれました。
| 掲載あり | 営業2件/ディレクター2件/エンジニア1件/マーケティング・編集2件/占い師2件/管理1件 |
|---|---|
| 掲載ゼロ | 新卒採用/デザイナー/アルバイト(いずれも「公開されている 株式会社メディア工房 の求人はありません。」と表示) |
出典: 株式会社メディア工房 採用ページ 各カテゴリの絞り込みページ(2026年9月時点)
新卒採用の入口は用意されているものの、リンク先に募集は載っていませんでした。公式のよくある質問には「新卒は社会人としての心構えや基本的なビジネスマナー研修がございます」という記載があるため、新卒の受け入れ自体は行われてきたとみられます。募集が出るタイミングは公開されていないため、この入口を定期的に見るか、公式サイトから直接問い合わせる形になるでしょう。
働いている人の前職についても、採用特別サイトが数字を出しています。「メディア工房は何社目?」という項目では、1社目13%・2社目37%・3社目30%・4社目9%・5社目以降11%と示されており、8割以上が他社を経験してから入社した計算になります(出典: 株式会社メディア工房 採用特別サイト・2026年9月時点)。
募集職種と仕事内容
自社採用ページの12件は5つの区分に分かれ、占いサービスの運営を担う「One to One Marketing部」が正社員4件と業務委託2件の計6件でもっとも多くなっていました。部署別の内訳を見ていきましょう。
| 部署・区分 | 募集職種 |
|---|---|
| One to One Marketing部(正社員4件) | 占い師開拓営業/占い関連スタッフ/占い師・キャストのサポートマネジメント/WEBサイトの運営管理 |
| デジタルコンテンツ部(2件) | WEBコンテンツディレクター(新規企画)/AI活用型Webコンテンツディレクター(企画運営) |
| プロモーション部(2件) | マーケティング責任者(部長候補)/Webマーケティング担当 |
| 管理部門(2件) | 経理(マネージャー候補)/社内情報システム・IT戦略(マネージャー候補) |
| 業務委託(2件) | 占い師<LINE占い>/占い師<電話占い> |
出典: 株式会社メディア工房 採用ページ 求人一覧(2026年9月時点)
占い師の開拓営業は、活躍しそうな占い師を自分で探して電話やメールでスカウトし、稼働数を増やすための施策まで担当する内容です。サポートマネジメントは、占い師の集客・パフォーマンス管理・売上管理・キャンペーンの企画運営までを受け持ちます。いずれも占いそのものを鑑定する仕事ではなく、占い師と組んで売上を伸ばす役回りといえるでしょう。
デジタルコンテンツ部の2件は、女性向けの占いコンテンツを企画して制作進行から売上分析まで一貫して担当するディレクター職です。うちAI活用型のポジションは、生成AIを企画・原稿作成・確認業務に組み込み、チームで再現できる制作フローを作る役割が明記されています。求人票には「占いに関する専門知識は必須ではありません」と書かれており、必須条件はWebメディアなどの企画・運用経験と、ChatGPTやClaudeといった生成AIを実務で使った経験に置かれていました(出典: 株式会社メディア工房 採用ページ AI活用型Webコンテンツディレクター・2026年9月時点)。
業務委託の2件は、LINE占いと電話占いで鑑定を行う在宅の占い師募集です。電話占いのほうには「応募日からデビューまで約2〜3ヶ月の準備期間を要します」「準備期間は報酬が発生致しません」という条件も添えられていました。
年収・給与のデータ
求人票に載っている月給を、金額の低い順に並べます。カッコ内は、求人票が「月給に含む」と明記している手当の額です。マーケティング責任者(部長候補)以外はいずれも月45時間分のみなし残業手当で、マーケティング責任者だけが役職手当でした。
| 職種 | 月給(求人票の表記) |
|---|---|
| WEBサイトの運営管理 | 280,000〜350,000円(72,200〜90,300円を含む) |
| 占い関連スタッフ | 335,000円以上(86,400円〜を含む) |
| WEBコンテンツディレクター(新規企画) | 350,000〜500,000円(90,300〜128,900円を含む) |
| 占い師開拓営業/サポートマネジメント/AI活用型ディレクター | 400,000〜500,000円(103,100〜128,900円を含む) |
| Webマーケティング担当 | 420,000〜670,000円(108,300〜172,700円を含む) |
| 経理(マネージャー候補) | 500,000〜625,000円(128,900〜161,100円を含む) |
| 社内情報システム・IT戦略 | 550,000〜670,000円(141,800〜172,700円を含む) |
| マーケティング責任者(部長候補) | 670,000〜840,000円(役職手当50,000〜100,000円を含む) |
出典: 株式会社メディア工房 採用ページ 各求人ページ(2026年9月時点)。業務委託の占い師2件は給与欄が「非公開」で、鑑定時間に応じた分給と記載されています。
年収表示があるのはマイナビ転職とGreenです。マイナビ転職の掲載中3件は、AI活用型Webコンテンツディレクターが初年度年収480万〜600万円、デジタル広告運用(責任者)が804万〜1,008万円、占い師のマネジメント(キャストサポート)が480万〜600万円でした。Greenの2件も804万〜1,008万円と480万〜600万円で、自社採用ページの月給を12倍した額とぴったり一致します(出典: マイナビ転職/Green・2026年9月時点)。
昇給と評価の仕組み
昇給は年2回で、時期は3月と9月と明記されています。決め方については「半期毎の人事考課、部門予算進捗、及び会社全体の業績等を考慮し決定しております」と説明されていました。役職手当はマネージャーが50,000円、部長が100,000円で、このほかに職能手当・時間外手当・交通費全額支給が並びます。
評価の物差しも公開されており、公式のよくある質問には考課基準として「収益貢献:40 、能力: 30 、勤怠: 30 」という配点が示されています。Greenの企業紹介には、半年に1度みずから目標を設定して成果を振り返るMBO制度を人事評価に取り入れている旨の記載もありました。キャリアの進み方は、管理職を目指す「マネジメントコース」と現場の専門職を目指す「エキスパートコース」から本人と相談して選ぶ形です。engageの企業紹介には「もちろん途中で転換することもOK」とも書かれていました(出典: 株式会社メディア工房 採用特別サイト/Green/engage・2026年9月時点)。
一方で、賞与の額や支給月数を書いた欄は、今回確認した求人票のどれにも見当たりませんでした。マイナビ転職の「昇給・賞与」欄に書かれているのも昇給年2回のみです。業績に連動する仕組みとしては、毎月のコンテンツ売上に応じた報奨金と、半期に一度の全社集会で贈られるMVP賞・スピリット賞・新人賞が案内されていました。
働き方・勤務条件
勤務時間は正社員10件すべてで10時から19時(実働8時間・休憩1時間)にそろっています。休日は完全週休2日制(土・日)と祝日で、これに夏季休暇・年末年始休暇・慶弔休暇、初年度10日の年次有給休暇が加わります。年間休日について、マイナビ転職のキャストサポート求人には「年間休日120日以上+有給最低5日⇒年間125日以上がお休み」と書かれていました。
残業時間は、会社全体の公表値ではなく求人ごとに記載されています。
| 占い師のマネジメント(キャストサポート) | 月平均20時間・1日1時間程度。繁忙期(11月・12月)は案件によって40時間程度になることもある |
|---|---|
| 経理(マネージャー候補) | 定型業務がマニュアル化されているため残業平均時間25時間程度 |
出典: マイナビ転職 占い師のマネジメント求人/株式会社メディア工房 採用ページ 経理求人(2026年9月時点)
リモートワークの方針は、公式のよくある質問に載っていました。「一部事業部を除きリモートワークを実施しています。なお、業務上必要な場面もございますので週1,2出社をお願いしております」という内容で、完全在宅ではなく出社を組み合わせる形です。社内情報システムの求人には「リモート勤務可、週2〜3の出社日あり」と、より具体的な頻度が記されていました。服装と髪型は基本的に自由で、一部職種のみスーツ着用と案内されています。
採用特別サイトが公開している働き方の数字
採用特別サイトには、働く環境を示すデータが図で並んでいます。掲載時点の表記はページ上にありませんが、2026年9月時点で確認できたのは次の内容でした。
| 項目 | 公開されている値 |
|---|---|
| 女性管理職比率 | 33% |
| 育休産休取得率・復職率 | 100%(2回目の育休産休を取得したメンバーが6名) |
| 女性の時短割合 | 15% |
| 有給消化率 | 70% |
| 男女比率 | 女性60%・男性40% |
出典: 株式会社メディア工房 採用特別サイト(2026年9月時点)
女性管理職33%という数字は、自社採用ページのWEBコンテンツディレクター求人の本文にも「女性管理職は33%」と書かれており、Greenの企業紹介にも「管理職の30%以上が女性」という記載がありました。有給消化率70%も、マイナビ転職のキャストサポート求人に同じ数字が載っています。産休・育休については、同じ求人票に「産休取得からの復帰率100%!最近も3名の社員が職場復帰しました」という補足もあります。
福利厚生では、関東ITソフトウェア健康保険組合への加入と契約保養所の利用、持株会とストックオプション制度、1人あたり月1,500円のコミュニケーション予算、オフィスコンビニなどが挙げられていました。オフィスは六本木駅から徒歩1分で、フリーアドレス制です。
選考フロー・面接の傾向
選考の流れは、公式のよくある質問に明記されています。
応募
採用特別サイトの入口から自社採用ページへ進み、職種を選んで応募する
書類選考
面接の前にWEB適性診断(性格診断・SPI)を実施。一部職種のみ筆記テストもある
面接(2〜3回)
回数は職種によって幅がある
オファー
内定後にオフィス見学も受け付けている
出典: 株式会社メディア工房 採用特別サイト(よくある質問)/engage(2026年9月時点)
ただし、応募する窓口によって回数の書かれ方が変わります。マイナビ転職の占い師のマネジメント求人は「書類選考→面接→内定・入社」の3段階で、面接回数は「2回を予定しています」と補足されていました。なお、マイナビ転職に掲載中の3件は、いずれも「マイナビ転職AGENT キャリアパートナー」による人材紹介案件で、応募はマイナビ転職の応募フォームからのみ受け付けると書かれています。
選考で見られる点についても、engageの企業紹介に手がかりがありました。行動方針として「志・行動力・倫理観を持ち合わせた開拓者たれ。」を掲げたうえで、「採用選考の場においても、この要素を重視しています」と明記し、面接前に振り返ってほしい問いとして「どんな志を持ってこれまでの業務に取り組んできましたか?」「自分で考え、アクションを起こした経験はどのくらいありましたか?」「譲れないボーダーラインはありますか?」の3つを挙げています。
なお、公式のよくある質問には「選考の内容や基準、結果の理由に関してのお問い合わせには、合否にかかわらず回答いたしかねます」という但し書きもありました。外国籍の応募については、国籍の制限はないものの就労ビザとビジネスレベルの日本語能力が必要と案内されています。入社後の研修は、キャリア採用の場合はビジネスマナー研修などがなく配属部署のOJTになると明記されていました。
株式会社メディア工房の求人を検討するときのチェックポイント
ここまで集めた材料をふまえ、求人票のどこを確かめればよいかを5点にまとめます。
- 同じ職種でも、媒体によって月給の下限が違う…AI活用型Webコンテンツディレクターは、自社採用ページが月給400,000円〜、マイナビ転職が月給440,000円〜と、下限が4万円ずれていました。固定残業代の額(103,100円〜・月45時間分)と上限500,000円は両方とも同じです。自分が応募する窓口の求人票を基準に読み、面接で確認するのが確実でしょう。
- 月給に含まれるみなし残業を差し引いて考える…正社員求人の多くが、月45時間分のみなし残業手当を月給に含んでいました。たとえばAI活用型ディレクターの月給400,000円は、103,100円が45時間分の残業代にあたる計算です。超過分は別途支給と書かれているため、45時間を超えた場合の扱いもあわせて確認しておきたいところです。
- 残業時間は会社全体の数字ではなく求人ごとに見る…月平均20時間と書かれた求人もあれば、25時間程度と書かれた求人もありました。繁忙期に40時間程度まで増える可能性が明記された職種もあるため、配属予定の部署の実態は面接で聞いておくとよいでしょう。
- 掲載終了日と情報更新日を確認する…マイナビ転職の一覧には19件が並びますが、掲載中は3件だけで、残りは掲載終了日が過ぎた求人でした。給与や条件を見る前に、その求人がまだ生きているかを見分ける必要があります。
- 求人サイトの企業情報欄は媒体ごとに古さが違う…求人ボックスの企業情報欄は本社所在地が移転前の赤坂のままで、市場区分も旧名称の「マザーズ上場企業」、従業員数は97名と表示されていました。Greenは従業員67人・平均年齢38.1歳を時点の記載なしで載せています。一方、自社採用ページとマイナビ転職は「59名(2025年8月31日現在)」と時点つきで書いており、時点が書かれている数字を優先するのが安全です。
よくある質問
Q. 株式会社メディア工房の求人の年収はどのくらいですか?
A. 2026年9月時点で年収表示があるのはマイナビ転職とGreenで、AI活用型Webコンテンツディレクターが480万〜600万円、デジタル広告運用(責任者)が804万〜1,008万円、占い師のマネジメントが480万〜600万円でした。自社採用ページの月給は、いちばん低いWEBサイトの運営管理が280,000〜350,000円、いちばん高いマーケティング責任者(部長候補)が670,000〜840,000円です。いずれも、月45時間分のみなし残業手当か役職手当のどちらかを含んだ金額として書かれています。
Q. 新卒採用は行っていますか?
A. 公式の採用特別サイトには「新卒採用」の入口がありますが、2026年9月時点でリンク先の求人は0件で、「公開されている 株式会社メディア工房 の求人はありません。」と表示されました。公式のよくある質問には新卒向けのビジネスマナー研修に関する記載があるため、募集が出る時期を待つか、公式サイトから直接尋ねる形になります。デザイナーとアルバイトの入口も、同じく掲載ゼロでした。
Q. 面接は何回ありますか?
A. 公式のよくある質問では「応募→書類選考→面接(2~3回)→オファー」と案内されており、面接の前にWEB適性診断(性格診断・SPI)があり、一部職種では筆記テストも実施されます。マイナビ転職の占い師のマネジメント求人には「2回を予定しています」と書かれていました。回数は職種と応募窓口によって変わるため、応募先の求人票で確かめてください。
Q. 占いの知識がなくても応募できますか?
A. 職種によって分かれます。AI活用型Webコンテンツディレクターの求人票には「占いに関する専門知識は必須ではありません」と明記されており、必須条件はWebメディアなどの企画・運用経験と生成AIの実務活用経験でした。WEBサイトの運営管理の求人にも「入社後に、占いの基礎知識を学びます」「ほとんどの方が未経験からスタートしています」という説明があります。一方で、占い関連スタッフ(正社員)は「占い師のプロとしての経験がある方」、業務委託の電話占いは「占術を1つ以上身に着けている方」を必須スキルに挙げていました。このほか経理・社内情報システム・マーケティング責任者の3職種は、それぞれ経理経験5年以上、実務経験3年以上、運用型広告とマネジメントの経験を必須としています。
Q. リモートワークはできますか?
A. 公式のよくある質問には「一部事業部を除きリモートワークを実施しています」と書かれており、あわせて週1〜2日の出社をお願いする方針も示されています。社内情報システムの求人は「リモート勤務可、週2〜3の出社日あり」、GreenのAI活用型Webコンテンツディレクターは「リモート勤務可」と、求人ごとに条件が記されていました。部署によって扱いが変わるため、配属先の出社頻度は選考の場で確認しておくと安心でしょう。
ここで並べた金額や条件がどんな会社のものなのか、事業の中身や社内の雰囲気まで含めて知りたい方は、別の記事にまとめています。あわせて読むと、求人票の数字の背景がつかみやすくなります。

