スターツCAM株式会社はどんな会社?事業・評判・採用を調査【就活・転職】

スターツCAM株式会社(以下、スターツCAM)は、東京都中央区日本橋に営業本部を置く建設会社です。土地の有効活用を提案するところから、賃貸住宅やテナントビルの設計・施工までを一社で手がけています。従業員数は864名(2026年4月現在)。東証プライム上場のスターツコーポレーションを持株会社とするスターツグループに属しています。

社名の「CAM」は、Construction(建設)とAsset Management(資産運用)の頭文字を組み合わせたもの。建てて終わりではなく、土地オーナーの資産をどう運用するかまで踏み込む、という事業の立ち位置がそのまま社名になっています。

以下では、公式サイト・採用サイト・マイナビの公表データと、口コミサイトに実際に投稿された社員や元社員の声をもとに、会社概要・事業内容・働く環境・評判・採用情報を整理しました。選考に進む前に押さえておきたい材料を、この1ページにまとめています。

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目次

スターツCAM株式会社の会社概要

スターツCAM株式会社公式サイトのトップページ
スターツCAM株式会社公式サイトのトップページ(2026年8月現在。出典: スターツCAM株式会社公式サイト
正式商号 スターツCAM株式会社(英文社名 STARTS Construction and Asset Management Co., Ltd.)
本社・営業本部 東京都中央区日本橋3-4-10 スターツ八重洲中央ビル6F
本社・建設本部 東京都江戸川区中葛西3-37-4 スターツ葛西ビル8F
設計本部 東京都江東区木場1-5-15 深川ギャザリアタワーN棟19F
代表者 代表取締役社長 井上 智行(役員一覧は2026年6月現在)
資本金 4億5,000万円
従業員数 864名(2026年4月現在)
事業内容 土地有効活用の企画提案/資産運用コンサルティング/賃貸住宅・テナントビル等の各種建築物の設計・施工
建設業許可 国土交通大臣許可(特-07)第21422号
宅地建物取引業免許 東京都知事(4)第90932号
法人番号 4011701010514
公式サイト https://www.starts-cam.co.jp/

出典: スターツCAM株式会社 公式サイト 会社概要(2026年8月現在)。法人番号と本店所在地は国税庁 法人番号公表サイトのデータと一致を確認しています。

本社機能が3つに分かれているのが、この会社の特徴のひとつ。応募する職種によって働く場所が変わるため、勤務地の確認は早めにしておきましょう。

営業拠点は東京都内の8営業所グループを軸に、埼玉・千葉・神奈川・宮城・静岡・愛知・大阪・京都・兵庫・広島・福岡・沖縄へ広がります。全国13都府県という規模です(出典: スターツCAM株式会社 公式サイト 事業所一覧・2026年8月現在)。

企業理念は「COCOROでつなぐ人と街の未来」。行動指針は「お客様」「社員」「ものづくり」「地域」の4本柱。建設部門ではISO 9001とISO 14001の認証を取得しています。

スターツCAM株式会社の事業内容

公式サイトの会社概要が挙げる事業は、「土地有効活用の企画提案」「資産運用コンサルティング」「各種建築物の設計・施工」の3つ。土地オーナーへの提案から設計・施工までを同じ会社の中でつなぐ組み立てです。

土地有効活用の企画提案と資産運用コンサルティング

入口にあたるのが、土地オーナーに対する有効活用の提案です。所有している土地に賃貸住宅やテナントビルを建てる企画を立て、資産運用の相談まで受ける。ここが営業職の主戦場になっています。

グループには賃貸仲介・売買仲介のスターツピタットハウス、マンション管理のスターツアメニティーなど、建てたあとを担う会社が揃っています。提案の段階から入居者募集や管理までの絵を描ける点が、単独の建設会社との違いです(出典: スターツグループ 公式サイト グループ会社一覧・2026年8月現在)。

設計・施工と免震技術

技術面の柱として前面に出ているのが免震です。公式サイトの社長挨拶では、賃貸住宅の分野で日本一の施工実績があると自社で公表しています(出典: スターツCAM株式会社 公式サイト 社長挨拶・2026年8月現在)。免震物件の受注棟数は647棟です(出典: マイナビ2028・2026年2月時点)。

この技術は新築だけに使われているわけではありません。築100年のレンガ倉庫を改修した「弘前れんが倉庫美術館」(青森県弘前市)は、一般財団法人 日本建築防災協会の「耐震改修建築・貢献者表彰」で耐震改修優秀建築賞を受賞しています。国の登録有形文化財である築103年の「岡崎信用金庫資料館」(愛知県岡崎市)では、建物を持ち上げずに免震化する新工法を採用しています(出典: スターツグループ プレスリリース・2021年3月8日)。新築の賃貸住宅と歴史的建築物という、ふり幅の大きい対象を同じ技術で扱っている形です。

BIM・環境認証など技術面の取り組み

設計・施工の進め方をめぐる発信も続いてきました。2018年には日本ERI・福井コンピュータアーキテクトと組み、BIMによる建築確認申請で確認済証を取得(出典: スターツグループ プレスリリース・2018年9月3日)。翌2019年9月には、BIM設計システム「GLOOBE」の確認申請用テンプレート無償提供とあわせ、組織を超えたBIM標準化の国内初事例と報じられました(出典: ITmedia BUILT・2019年9月2日)。2022年9月にはAutodeskと初の戦略的連携に関する覚書を締結しています(出典: オートデスク ニュース・2022年9月30日)。

環境面では、カーボンマネジメントの規格「PAS 2080:2023」に基づく認証を、設計施工業者としてアジアで初めて取得したと2024年2月に公表しました。(出典: スターツCAM株式会社 公式サイト PAS2060、2080・2026年8月現在)。BIMと脱炭素の両方で、外部に出せる実績を積んでいることが分かりました。

スターツグループの中での位置づけ

スターツCAMは、東証プライム市場に上場するスターツコーポレーション株式会社を持株会社とするグループの一員で、グループ内では「建築・土地活用」の部門を担っています。グループ全体の規模は、従業員9,642名・売上高2,519億円(いずれも2026年3月期/2026年3月31日現在の連結数値)。

ここで混同しやすいのが、グループの数字と1社の数字の区別です。上の9,642名・2,519億円はグループ連結の値で、スターツCAM単体の従業員数は864名(2026年4月現在)、単体の売上高は760億円(2025年3月期実績)と採用ページに記載されています。求人票や説明会で見かける数字がどちらを指しているのか、注意して読み分けてください(出典: スターツコーポレーション株式会社 会社概要マイナビ2028 スターツCAM株式会社 会社概要・2026年8月現在)。

スターツCAM株式会社の働く環境・社風

働く環境については、マイナビの採用ページに条件と実績データがまとまっていました。基本条件・数字で見る働き方・資格者の陣容の順に整理します。

勤務時間・休日・給与の基本条件

勤務時間は9時から18時まで。施工管理職だけは8時から17時に設定されています。試用期間は6カ月、年間休日は120日で、技術職にはアニバーサリー休暇3日間が加わりました。昇給は年1回(4月)、賞与は年2回(6月・12月)です(出典: マイナビ2028 スターツCAM株式会社 募集要項・2026年8月現在)。

初任給は職種によって差がありました。技術職は大学院修了29万円・4年制大学卒28万5,000円・2年制大学および専門卒24万円(出典: マイナビ2028 スターツCAM株式会社 募集要項・2026年8月現在)。総合職はスターツグループの一括採用ページに載っていて、大学院了28万5,000円・4年制大学卒27万5,000円・短大/高専/専門卒23万円(2025年3月実績)です(出典: マイナビ2028 スターツグループ 募集要項・2026年8月現在)。同じ学歴で並べると、4年制大学卒と専門卒では技術職が1万円高く、大学院修了では5,000円の差にとどまります。

数字で見る働き方(2024年度)

技術職の採用窓口になっているマイナビの企業ページには、働き方の実績値が公開されていました。2024年度の実績と、あわせて載っている平均年齢は次のとおりです。

  • 平均勤続年数: 12.1年
  • 月平均所定外労働時間: 33.1時間
  • 平均有給休暇取得日数: 10.5日
  • 育児休業取得率: 男性25.8%・女性100%(対象49名中26名が取得)
  • 産休取得後の復職率: 89.5%
  • 平均年齢: 39.9歳(2026年2月現在)

(出典: 平均勤続年数・所定外労働時間・有給休暇取得日数・育児休業取得率・平均年齢はマイナビ2028 スターツCAM株式会社 会社概要の「働き方データ」欄、産休取得後の復職率は同 募集要項の福利厚生欄・いずれも2026年8月現在)

平均勤続12.1年という数字は、新卒で入って30代半ばまで在籍する層が一定数いることを示します。一方、後で見る口コミの体感とずれが出やすいのが、月平均33.1時間という所定外労働の数字。

資格者の陣容と資格取得の位置づけ

技術系の会社らしく、有資格者数も公開されています。2026年4月時点の内訳は、一級建築士137名、二級建築士38名、一級建築施工管理技士239名、免震部建築施工管理技術者252名、構造設計一級建築士12名、設備設計一級建築士2名です(出典: スターツCAM株式会社 公式サイト 会社概要・2026年8月現在)。免震部建築施工管理技術者が252名と多い点に、事業の重心が表れています。

資格取得がどう受け止められているかは、評判・口コミの章で投稿とあわせて見ていきましょう。

会社が発信している社風

技術職の採用サイトでは、「5年目から現場所長を経験」「6大管理(5大管理+顧客)」「1プロジェクト1担当制」という3点が特徴として掲げられていました。若いうちから一人で一件を任せる方針が読み取れます。

同じページの社員インタビューでは、女性の施工管理者が現状をこう語っていました。

現在、女性の施工管理者が増えていますが、まだまだ他業種と比べると“女性にとって働きやすい環境”とは言い難い現状があります。ライフイベント等長期的に考えると、女性が施工管理として働き続けるには改善の余地があるので、(中略)改善に貢献していくことも目標にしています。

出典: スターツCAM 技術職採用サイト 社員インタビュー(2020年入社・施工管理)(2026年8月現在)

採用サイトに「改善の余地がある」という課題認識がそのまま載っていました。産休後の復職率89.5%・女性の育休取得率100%という数字と並べて読むと、制度は整えつつ現場の働き方には手をつけている途中、という状況がうかがえます。

スターツCAM株式会社の評判・口コミ

ここからは、社員・元社員・就活生が投稿した口コミを見ていきましょう。この章でわかるのは、給与の上がり方、休日の取りやすさ、資格取得への向き合い方、社風の4点。まず集計値から見ていきます。

転職会議の総合評価は5点満点で2.29(口コミ324件)。平均残業時間は月45.2時間、有給消化率は40.5%、投稿者の自己申告による平均年収は463万円(平均年齢27.7歳)と集計されています。職種別の内訳は、営業が平均年収446万円・平均残業時間42.8時間、建築・土木関連が平均年収490万円・平均残業時間48.9時間。Yahoo!しごとカタログは3.4(クチコミ25件)、エン カイシャの評判は3.2(正社員66名の回答)です(いずれも2026年8月現在)。回答者の集計値であって、会社が公表した数字ではありません。前章で見た会社公表の月平均所定外労働33.1時間と、転職会議の自己申告45.2時間には開きがあります。

サイト別の事情も1つ。就活会議に載っている社員・元社員の投稿は、ページ内の注記のとおり転職会議からの転載です。同じ文章を複数のサイトで見かけても、投稿の母数が増えているわけではありません。

転職会議の読み方も先に押さえておきましょう。1件の投稿は【良い点】と【気になること・改善したほうがいい点】の2部構成で、ログインせずに読めるのは投稿者が先に書いた側と、もう一方の冒頭まで。以下の引用に【良い点】【気になること・改善したほうがいい点】の見出しが付いているのはそのためで、同じ投稿のもう一方の側は会員登録後に表示されます。総合評価2.29は、その表示されない部分も含めた324件の集計値です。個々の引用は投稿の一部分なので、全体の傾向は集計値とあわせて読んでください。

仕事のやりがいと任される範囲

やりがいの話題では、担当できる範囲の広さに触れた投稿が目立ちました。施工管理の立場からの投稿がこちらです。

【良い点】 他ではできない経験を得ることができる。 建物の工事に関わるということは0から100まで全て理解しないといけない為、この経験は様々な箇所で活かすことができる。

出典: 転職会議(2025年10月投稿・在籍時期2021年ごろ・施工管理の投稿者・2026年8月現在)

1件の工事を頭から終わりまで理解する必要がある、という受け止めでした。採用サイトが掲げる「1プロジェクト1担当制」「5年目から現場所長」という方針とも重なります。裏を返せば、工程を分担して一部を深く極めたい人には合わない場面も出てくるでしょう。設計職からは、提案の自由度に触れた投稿がありました。

【良い点】 総合系(RC・S造)の設計としては、建築主や営業・上司その他社内の合意さえ取れれば、自分次第で面白い建築の提案も可能。

出典: 転職会議(2023年10月投稿・在籍時期2023年ごろ・設計の投稿者・2026年8月現在)

「合意さえ取れれば」という条件が付いている点が実務的です。土地オーナー向けの賃貸住宅が主力である以上、収支計画と設計案の折り合いは避けて通れません。そのうえで自分の案を通す余地はある、と読み取れます。

給与・評価制度

給与については、上がり方を見る投稿と水準そのものに触れる投稿の両方がありました。まずは上がり方から。

【良い点】 年次を重ねることや、昇格・資格取得を経ることで、徐々に給与は上がってきて、ある程度の年収までは達することはできる。

出典: 転職会議(2023年10月投稿・在籍時期2023年ごろ・設計の投稿者・2026年8月現在)

年次・昇格・資格の3つが給与に効くという整理でした。前章で見た有資格者数の多さは、この仕組みの結果とも読めます。一方で、水準そのものについてはこんな指摘が出ていました。

グループ内に多種多様な業種があり、給与水準もバランスがとられるため業界水準が高い業種は低く設定される。ゼネコンによくある研究所などの技術開発的施設や部門はない。ゼネコンというより不動産業の側面が大きく、建設部門より営業部門が強い。

出典: Yahoo!しごとカタログ(2023年5月投稿・研究職の投稿者・2026年8月現在)

グループ横断で給与テーブルが揃えられている結果、建設業界の相場からすると抑えめに映る、という趣旨です。転職会議にも、技術系の水準に触れた投稿がありました。

【気になること・改善したほうがいい点】 技術系にとって年収はかなり低い。一切残業しない人や上昇志向のない人には向いている。

出典: 転職会議(2020年7月投稿・在籍時期2020年ごろ・技術開発/構造解析/特許/調査の投稿者・2026年8月現在)

技術系の水準が低いという評価と、「残業をせず昇進も求めない働き方なら折り合う」という条件が同居した投稿です。転職会議の自己申告による平均年収463万円(平均年齢27.7歳)も、これらの受け止めと矛盾しません。ゼネコンと同じ物差しで比べるか、土地活用を扱う不動産系の会社として比べるかで、印象は変わります。

働き方と休日の取りやすさ

働き方については、部署と時期による差を示す投稿が並びました。施工管理の現場からの投稿がこちらです。

現場が忙しい時期に差し掛かってきたり、元々工期の無い現場やトラブルによって工期が無くなってしまった現場だと、月毎に決められた日数の休みも取れなくなってしまうことが多い。また、残業時間も多く、朝も早いため、家では食事をして寝るだけのような状態になり、プライベートの時間を確保するのが難しい。

出典: Yahoo!しごとカタログ(2021年3月投稿・施工管理の投稿者・2026年8月現在)

工期の余裕がなくなった現場では休日も残業も影響を受ける、という内容でした。2021年3月の投稿である点は割り引いて読む必要があります。会社が公表している所定外労働時間は2024年度で月平均33.1時間、年間休日は120日。この4年ほどの変化は公表値だけでは追い切れません。休日については、就活会議に転載された投稿にも記述がありました。

【良い点】日曜日ともう1日どこかで休みが取れる。【気になること・改善したほうがいい点】現場が忙しくなると休みが取れない。休日も電話が鳴って休めない(中略)

出典: 就活会議(転職会議からの転載)(2025年7月投稿・在籍時期2018年ごろ・2026年8月現在)

週2日の休みが基本にありながら、現場の状況で崩れる。休みの日にも電話が鳴るという記述が続いていました。良い点と気になる点の両方を1人が書いている点で、実感に近い記述といえます。長期休暇についても両面が語られていました。

【良い点】長期休暇が長く、メリハリのある仕事ができる。【気になること・改善したほうがいい点】長期休暇をとるために、休暇前の業務量が圧迫する。(中略)

出典: 就活会議(転職会議からの転載)(2024年9月投稿・在籍時期2021年ごろ・設計職の投稿者・2026年8月現在)

まとまった休みは取れるが、その前に業務が集中する。年間休日120日という条件だけでは見えない部分で、休みの「取り方」を知る手がかりです。

研修と資格取得への向き合い方

教育については、制度の厚みを評価する投稿がありました。

段階的教育研修あり。キャリア希望も受け入れてくれる。真面目でコミュニケーション、プレゼン力、説明力などの能力があると出世も早い。品質は業界でも高い方。不動産業としての先見があり、設計、施工、維持管理、募集まで一貫して共同住宅は任せられる。

出典: Yahoo!しごとカタログ(2023年5月投稿・研究職の投稿者・2026年8月現在)

段階を踏んだ研修と、希望を聞くキャリア形成。設計から募集までを一貫して扱える体制への評価も添えられていました。仕事の覚え方に触れた投稿もあります。

【良い点】施工管理で、工事着手から完了まで一貫して携われる。職人の方にわからないことを書いてコミュニケーションを取りながら仕事を覚えられる。

出典: 就活会議(転職会議からの転載)(2025年7月投稿・在籍時期2018年ごろ・2026年8月現在)

研修に加え、職人とのやり取りを通じて現場で覚える進み方でした。

一方、資格取得の進め方については、受け止めが分かれています。転職会議で「資格」に触れた口コミは12件(2026年8月現在)。宅地建物取引士とファイナンシャルプランナー2級の取得が会社として必須で、資格予備校の講師を招いた講義と模試が用意されているという営業職の投稿(2018年ごろ在籍)がある一方、有給の使い道に触れた投稿も出ています。

【気になること・改善したほうがいい点】 若手のうちは有給は資格試験の受験にしかとれない印象。

出典: 転職会議(2021年7月投稿・在籍時期2020年ごろ・営業職の投稿者・2026年8月現在)

会社が公表している2024年度の平均有給休暇取得日数は10.5日。日数としては取得されている一方で、若手のうちは使い道が資格試験に寄るという投稿でした。就活会議に転載された2025年8月の投稿には、資格取得に対するプレッシャーの大きさが書かれています。一級建築施工管理技士239名・免震部建築施工管理技術者252名(2026年4月時点)という有資格者の厚みは、こうした取り組みの積み重ねの上にあります。

社風と人間関係

社風については、呼び方や距離感に触れた投稿が複数ありました。

【良い点】 「人が心がすべて」という社訓もあるためか、人が良い社員は比較的多い。役職に関わらず、さん付けで呼ぶ社内風土がある。

出典: 転職会議(2023年10月投稿・在籍時期2023年ごろ・設計の投稿者・2026年8月現在)

役職ではなく「さん」で呼び合う。企業理念に掲げられた「COCOROでつなぐ」という言葉と、社内の呼び方が地続きになっている様子がうかがえます。現場の雰囲気については、営業職からこんな投稿も出ていました。

職場の雰囲気は部署毎によりますが、比較的良い雰囲気の話を聞くことが多いです。 若手メンバーが中心で、所長も若く雰囲気が合わなくて辞めることはないと思います。

出典: Yahoo!しごとカタログ(2022年2月投稿・営業職の投稿者・2026年8月現在)

「部署毎によります」と最初に断ったうえで、若手中心という特徴を挙げた投稿でした。5年目で現場所長という会社側の方針と重ねると、責任者の年齢層が若いことは制度の裏返しとも読めるでしょう。

事業の将来性の受け止め方

事業の見え方については、営業の現場からと、説明会に参加した学生からの2つの視点がありました。

【良い点】 免振技術という明確なアピールポイントがある為、その優位性を論理的に説明できれば競合比較の際に大きなアドバンテージになりうる。

出典: 転職会議(2025年5月投稿・在籍時期2024年ごろ・営業職の投稿者・2026年8月現在)

免震という技術が、営業の場面で説明材料になるという実感でした(引用中の「免振」は投稿された表記です)。学生側の受け止めがこちらです。

ディベロッパーや不動産など担当ごとに分ける業務をワンストップで行っていることで将来性があると感じた。

出典: 就活会議(2026年卒の学生・参加イベントは説明会・社員と直接話す機会はなかった・理解度やや低い・選考ステータスは選考不参加・2025年5月投稿・2026年8月現在)

説明会に参加しただけで社員と直接話しておらず、選考にも進んでいない学生の受け止めなので、在籍者の実感とは性質が違います。ただ、土地活用の提案から設計・施工までを一社でつなぐという構造が、外から見ても事業の特徴として伝わっていることは分かりました。

社内側からは、別の論点も挙がっています。転職会議で「業績・売上・事業の将来性と成長性」に分類された口コミは23件。そのなかには、BIMの活用に社内で力を入れているものの現場まで広がっていないという設計職の投稿(2022年ごろ在籍)がありました。「働く社員・管理職」の22件には、若手が大半で中堅社員が少ないため責任者が若手の面倒を見ることになる、という営業職の投稿(2022年ごろ在籍)も出ています(いずれも2026年8月現在)。前章で触れたBIM関連の発信は主に本部・設計部門からのもので、現場への浸透具合まではプレスリリースからは読み取れません。技術投資が現場の作業をどう変えたのかは、選考で会える現場の社員に直接聞いてみるのが確実でしょう。

ここで引用した投稿は2020年から2025年にかけて書かれたもので、投稿者の職種・在籍時期・配属先はそれぞれ違います。転職会議の集計は口コミ324件、Yahoo!しごとカタログは25件と母数にも差があり、就活会議の社員投稿は転職会議からの転載です。会社が公表している数字と、面接で直接聞いた話を並べて確かめてみてください。

※口コミは投稿者個人の感想・経験に基づくものです。実際の環境は説明会や面接でご確認ください。

スターツCAM株式会社の採用情報

新卒採用で先に押さえておきたいのが、応募の窓口が2つに分かれている点です。施工管理・設計などの技術職はスターツCAMが単独で採用しています(マイナビ2028のコードは222698)。一方、土地活用コンサルティング営業などの総合職はスターツグループの一括採用で、募集要項には配属先がスターツコーポレーションからの在籍出向になる旨が明記されていました。

「スターツCAMで働きたい」と考えている場合、どちらのルートから応募するかで所属する法人が変わります。エントリー前に、志望する職種がどちらの窓口かを確認しておいてください(出典: スターツグループ 採用情報・2026年8月現在)。

技術職の新卒採用実績は、2025年度30名、2024年度29名、2023年度14名、2022年度28名、2021年度29名、2020年度27名。2023年度を除いて毎年30名前後を採用してきました。

グループ内でのキャリアチェンジについては、技術職の社員インタビューにこんな記述があります。

就職活動では営業職と施工管理職両方で迷っていた中、就活セミナーで、スターツCAMではグループ内でキャリアチェンジが可能と知りました。実際に担当人事の方も、施工、営業、人事といった経験をしていることに説得力を感じ、自分も「この人のようになりたい」と強く思ったのが入社の決め手でした。

出典: スターツCAM 技術職採用サイト 社員インタビュー(2018年入社・施工管理)(2026年8月現在)

職種を1つに絞りきれない段階で入社し、グループ内で経験を広げる道もある、という趣旨です。ただしこれは1人の社員が語った経緯で、異動の条件や頻度が制度として公表されているわけではありません。

スターツCAM株式会社の募集職種・年収・選考フローは「スターツCAM株式会社の年収・求人情報|募集職種と選考・働き方を調査」で詳しく整理しています。

スターツCAM株式会社が向いている人・企業研究のポイント

公式情報と口コミを重ねると、スターツCAMは土地活用の提案から設計・施工までを一社でつなぐ、従業員864名の建設会社という姿が見えてきます。免震という技術の柱があり、一級建築施工管理技士239名・免震部建築施工管理技術者252名という有資格者を抱え、技術職では毎年30名前後の新卒を迎えてきました。1件を頭から終わりまで担当したい人、資格を取りながら技術者としての地力をつけたい人には、事業の組み立てが合いやすいでしょう。

判断が分かれそうな点も見えています。給与テーブルがグループ横断で揃えられているため、建設業界の相場と比べると抑えめに映るという指摘がありました。資格取得の後押しも、求められる水準を負担と感じるかどうかで受け止めが割れます。休日は週2日と長期休暇が基本にありながら、現場の工期次第で崩れるという投稿も出ていました。

公表情報にはかたよりもあります。技術職については所定外労働時間・有給取得日数・育休取得率・新卒採用実績まで細かく公開されている一方、総合職側の同じ指標や、離職率、賞与の月数、住宅補助の条件は見当たりませんでした。設立年も公式サイトには記載がありません。選考では、①配属予定部署の残業時間と休日出勤の頻度、②資格取得支援の運用(勉強会の頻度・費用負担・評価への反映)、③総合職と技術職それぞれのキャリアパスと異動の実績、この3点を具体的に聞いてみてください。

よくある質問

Q. スターツCAM株式会社は何の会社ですか?

A. 土地の有効活用を提案し、賃貸住宅やテナントビルなどの設計・施工まで手がける建設会社です。資産運用コンサルティングも事業に含まれ、社名の「CAM」はConstruction(建設)とAsset Management(資産運用)に由来します。資本金は4億5,000万円、従業員数は864名(2026年4月現在)。東証プライム上場のスターツコーポレーションを持株会社とするスターツグループで「建築・土地活用」部門を担っています。

Q. スターツCAM株式会社の評判・口コミはどうですか?

A. 集計値は転職会議が5点満点で2.29(口コミ324件)、Yahoo!しごとカタログが3.4(クチコミ25件)、エン カイシャの評判が3.2(正社員66名の回答)でした(いずれも2026年8月現在)。個別の投稿では、1件の工事を頭から終わりまで担当できる経験の幅や、役職に関わらず「さん付け」で呼ぶ社内風土を評価する声があります。一方、グループ横断の給与テーブルにより建設業界の相場より抑えめに映るという指摘、資格取得に求められる水準を負担に感じる投稿、現場が繁忙になると休みが取りにくいという投稿も出ていました。

Q. スターツCAM株式会社の年収や残業時間はどれくらいですか?

A. 会社が公表しているのは技術職の実績値で、2024年度の月平均所定外労働時間は33.1時間、平均有給休暇取得日数は10.5日、年間休日は120日です。初任給は技術職が大学院修了29万円・4年制大学卒28万5,000円。一方、転職会議で投稿者が自己申告した平均年収は463万円(平均年齢27.7歳)、平均残業時間は月45.2時間と集計されています。前者は会社の公表値、後者は回答者の申告なので、性質の違う2種類のデータとして読み分けてください。

Q. 新卒でスターツCAM株式会社に応募するにはどうすればいいですか?

A. 応募の窓口が職種によって2つに分かれています。施工管理・設計などの技術職はスターツCAMが単独で募集(マイナビ2028のコードは222698)。土地活用コンサルティング営業などの総合職はスターツグループの一括採用で、募集要項には配属がスターツコーポレーションからの在籍出向になる旨が記載されています。初任給は同じ学歴で並べると、4年制大学卒と専門卒では技術職が1万円高く、大学院修了では5,000円の差です。志望する職種がどちらの窓口かを、エントリー前に確認しておいてください。

この記事の著者情報

株式会社ネット風評被害対策 代表取締役 内村淳

ネット風評被害対策の専門家として15年以上の実績を持つ。
風評被害誹謗中傷対策・サジェスト対策・逆SEO対策・SNS炎上対応など、企業のWebリスク解決を累計10,000社以上支援。
ネット誹謗中傷対策に特化した法律事務所に1年間従事し、法的観点からの対応知見を習得。IT技術と法的アプローチの双方に携わってきた経験を持つ。
あらゆるネット風評被害対策支援に加え、企業向けコンサルティングや同業他社へのサービス提供も行う。
現在、日々進化するAI検索エンジンのアルゴリズムを徹底解析し、AI検索時代に適応した次世代の風評対策に注力している。

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