株式会社ドットライン(以下、ドットライン)は、千葉県千葉市美浜区に本社を置く医療・福祉の会社です。訪問看護・訪問介護から保育園、障がい者グループホーム、就労支援、行政から受託する地域包括支援センターまで、暮らしを支えるサービスをグループで束ねています。
設立は2011年11月21日。グループ全体の従業員数は2,606名、拠点数は244です(2026年8月現在)。
この記事では、公式サイトと採用サイト、法人番号にひもづく公的データ、口コミサイトに投稿された社員・元社員の声をもとに、会社概要・事業内容・働く環境・評判・採用情報を整理しました。給与の内訳、休日の形、研修の中身、配属先による制度の差まで、応募の前に確かめておきたい材料をまとめています。
株式会社ドットラインの会社概要

| 正式商号 | 株式会社ドットライン |
|---|---|
| 本社所在地 | 〒261-7135 千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1 ワールドビジネスガーデンマリブウエスト35階(受付は34階) |
| 設立 | 平成23年11月21日(2011年11月21日) |
| 代表者 | 代表取締役 垣本祐作 |
| 資本金 | 137,000,000円(グループ合計) |
| 従業員数 | 2,606名(グループ合計) |
| 売上高 | 139.1億円(2025年12月実績)/102.7億円(2024年12月実績)/73.5億円(2023年12月実績) |
| 拠点数 | 244拠点(2026年8月現在) |
| 事業内容 | 訪問看護・リハビリ/在宅医療(訪問診療)/訪問介護/訪問美容/ナーシングホーム/障がい者グループホーム/看護小規模多機能型居宅介護/通所介護・短期入所/地域包括支援センター(行政受託)/居宅介護支援・相談支援/児童発達支援・放課後等デイサービス/認可保育園/就労移行支援・就労継続支援A型・B型/スポーツ&エンターテイメント/学校法人/税理士法人/社会保険労務士法人/M&A・事業再生 |
| 法人番号 | 6040001072938 |
| 公式サイト | https://www.dotline-jp.com/ |
出典: 株式会社ドットライン 公式サイト 会社概要。拠点数は同社「数字で見るドットライン」(いずれも2026年8月現在)。
※法人番号6040001072938と本店所在地は、国税庁法人番号公表サイトのデータを掲載する経済産業省gBizINFO(2026年8月現在)でも一致を確認できます。
数値を読むときに気をつけたいのが、「グループ合計」と「株式会社ドットライン単体」の区別です。上の表の従業員数2,606名と資本金1億3,700万円は、いずれもグループ12法人の合計値でした。単体の従業員数は、法人番号にひもづく職場情報総合サイトで883人と公表されています(2026年3月24日更新。出典: gBizINFO 職場情報)。
グループは12法人で構成されていました。株式会社に加え、医療法人社団夢双会、学校法人Dot学園、ドットライン税理士法人、ドットライン社会保険労務士法人と、法人格の異なる組織が並びます。役員には公認会計士・税理士の梅本学氏、医師の孫悠然氏、元厚生労働省事務次官の二川一男氏が入り、監査役は弁護士の中村紘章氏が務めていました(出典: 同社 会社概要・2026年8月現在)。
株式会社ドットラインの事業内容
公式サイトでは、事業が3つのカテゴリーに整理されていました。幸せを「まもる」命のインフラ事業、幸せを「はぐくむ」社会との接点創出事業、幸せを「めぐらせる」社会変革事業という区分です。ビジョンには「地域の『困った』を『ありがとう』に変える。® Social Heroes」を掲げていました。
命のインフラ事業(訪問・通所・入居)
柱にあたるのが命のインフラ事業で、4ブランドに分かれています。訪問看護・リハビリ、在宅医療(訪問診療)、訪問介護、訪問美容を担う「ドットライフ」。ナーシングホームと障がい者グループホームを運営する「ドットホーム」。看護小規模多機能型居宅介護や通所介護、短期入所生活介護を担う「ドットステイ」。そして地域包括支援センター、居宅介護支援、相談支援の「ドットセンター」という構成でした。
自宅への訪問、通い、泊まり、入居という各段階を1つのグループで持つのが、この事業の形です。地域包括支援センターは自治体が設置する高齢者の相談窓口で、その運営を行政から受託していました。
社会との接点創出事業(子どもと就労)
2つ目は、子どもと就労を支える2ブランドで構成されています。児童発達支援、放課後等デイサービス、認可保育園、企業主導型保育園を運営する「ドットジュニア」と、就労移行支援、就労継続支援A型・B型、自立訓練、就労選択支援を担う「ドットワーク」でした。
社会変革事業(スポーツ・教育・士業)
3つ目の社会変革事業では、「ドットイノベーション」の名のもとにスポーツ&エンターテイメント、教育、経営支援、人事労務支援、ローカルメディア、M&A・事業再生が並びます。医療・福祉の会社としては珍しい広がり方でした。
スポーツでは、バレーボールのVリーグチーム「千葉ドット」を運営中。運営法人は2025年9月に株式会社ドットライン・スポーツへ商号を変更し、同年11月にホーム開幕を迎えました(出典: PR TIMES・2026年8月現在)。教育では2023年1月に学校法人「Dot学園」を設立しています。
有資格者の内訳
これだけの事業を支える有資格者の数も公開されていました。医師36人、看護師541人、理学療法士219人、作業療法士130人、介護福祉士102人、保育士109人、社会福祉士・精神保健福祉士51人。公認会計士・税理士・弁護士・社会保険労務士も在籍しています(いずれも2026年5月現在。出典: 同社「数字で見るドットライン」)。
創業からの歩みと直近の動き
創業時の事業は、福祉ではありませんでした。2011年11月の設立当初はマーケティングコンサルティング、インターネット通販、Web広告を手がけており、訪問介護事業へ参入したのは2014年12月です(出典: 同社 沿革・2026年8月現在)。
その後の伸び方は売上高に表れており、2023年12月の73.5億円から2024年12月に102.7億円、2025年12月に139.1億円まで伸びました(出典: 同社 会社概要)。医療・福祉の拠点数は千葉県で1位(東京商工リサーチ調べ)と公式サイトに掲示されています。2026年6月に訪問看護・リハビリの7拠点と児童発達支援の3拠点、2026年8月にナーシングホームの2拠点をそれぞれ同時開設したという発表も出ていました(出典: 同社 ニュース・いずれも2026年8月現在)。
株式会社ドットラインの働く環境・社風
公表されている労働条件
新卒向けの就職情報サイトに掲載されていたのは、年間休日120日以上、月平均所定外労働時間4.4時間(2023年度実績)、平均有給休暇取得日数9.5日(2023年度実績)、従業員の男女比は女性7割・男性3割という内容でした(出典: マイナビ2027 企業情報・2026年8月現在)。
ただし、これはグループ全体の平均値です。244拠点には訪問系も入居施設も保育園も含まれ、職種によって休日の形も残業の出方も変わってきました。
福利厚生として公表されている制度
採用サイトの福利厚生ページには、次のような制度が挙げられていました。
- グループ内の保育園を、正社員・パート・アルバイトを問わず無料で利用できる
- 仕事で必要な資格の取得費用・更新費用を会社が全額負担する(研修費は申請制で支給)
- はぐくみ基金(確定給付企業年金)。給与から積み立てでき、退職時以外に休職・育児休業・介護休業の際にも受け取れる
- 会社が用意する健康診断日に1日休暇を取れる
- ペーパードライバー研修、社員紹介時の紹介手当、グループ内転職の推奨
- 会社が強制的に誘う飲み会はない
2020年8月には、全国健康保険協会から「健康な職場づくり宣言」をした企業として認められた旨を自社ニュースで公表していました(出典: 株式会社ドットライン ニュース・2026年8月現在)。
キャリアの組み立てと研修
キャリアの道筋は、採用サイトに細かく示されていました。入社後1〜2年は現場スタッフとして基礎を習得し、その後「マネジメントコース」か「プロフェッショナルコース」を選ぶ形です。年2回のキャリア面談、メンター制度、社長面談制度も置かれていました。
マネジメントコースの先には、事業所の経営を担う役割が用意されています。早期の適任者は半年で管理者補佐となり、その後は事業管理責任者として年間7,000万円〜1億5,000万円規模の事業所経営を担当し、基本賃金に業績歩合が加わる、という説明でした(出典: 同社 採用サイト 人事制度)。研修は約500本のオンライン講座を用意し、17事業81職種でキャリアパスを構築、四半期ごとの評価と半期ごとの査定で年功序列はない、というのが会社側の説明です(出典: 同社 企業文化・いずれも2026年8月現在)。
会社が掲げる社風とルールの運用
社風の面で特徴的だったのは、ルールを明文化する仕組みでした。社内のルール・制度を明確化する「Dシステム」を運用し、ルール改善会を2週間に1回開催。用語の定義をそろえる「D100用語集」と、携帯サイズの「ブランドブック」を全員に配っています。行動指針は「ベーシック8」として、「組織(チーム)で成果を出す」「個の成長を追求する」「信頼関係の構築を最優先する」「スピードを重視する」「変化し続ける」「過去2割、未来8割の思考」「組織への誇りと仕事へのプロ意識を持つ」「ユーモアを持って生きる」の8項目にまとめられていました。
対人ルールも明文化されています。全員を「〜さん」付けで呼び、丁寧語で対話する。高圧的な態度や陰口、いじめは「社内犯罪」として扱い、相談窓口と通報フォームを設置しているという説明でした(出典: 同社 企業文化・2026年8月現在)。
数字で見る働く人の構成
公式サイトの「数字で見るドットライン」では、従業員の年齢内訳が10〜20代28.6%、30〜40代47.1%、50〜80代24.2%と公開されていました。管理職の平均年齢は37.4歳、女性管理者比率は37.8%、全役職者85人のうち12人が新卒入社という内訳です(2026年8月現在。出典: 同社「数字で見るドットライン」)。
法人番号にひもづく公的データのほうでは、単体の労働者に占める女性の割合が65.2%、管理職105人のうち42人が女性と公表されていました(2026年3月24日更新の職場情報総合サイト。出典: gBizINFO 職場情報)。42人÷105人は40.0%で、公式サイトの女性管理者比率37.8%とは一致しません。公式サイトが数える「役職者」は85人、公的データが数える「管理職」は105人。呼び方も人数も集計時点も違うため、2つの比率は並べて比べられない数字です。
同じ公的データでは、平均継続勤務年数が男性1.8年・女性1.8年と公表されていました。2026年6月と8月に合計12拠点が同時開設されているとおり、拠点が増え続けている局面での数字です。この1つの数字だけでは、勤続年数が短い理由が入社の新しさなのか離職なのかまでは分かりません。離職率は公表を確認できませんでした。配属候補の事業所に何年目の人が何人いるかを直接聞くほうが、実態に近づけます。
株式会社ドットラインの評判・口コミ
ここからは、社員・元社員・学生が投稿した口コミを見ていきます。語られていたテーマは、給与と賞与、働き方と休日、福利厚生の運用、成長環境と教育、社風と女性の働きやすさの5つでした。先に全体の数字を押さえておきましょう。
転職会議は総合2.86、残業時間は月17.2時間、有給消化率は年82.3%。エン カイシャの評判は正社員61名の回答で総合3.4、平均年収394万円(平均年齢31歳)、残業時間は月21時間。OpenWorkは回答者81人で総合2.71、残業時間は月18.0時間、有給休暇消化率76.0%。就活会議は社員・元社員による総合評価2.9、学生による総合評価3.3という数字でした(いずれも2026年8月現在)。
残業時間の集計値は3サイトとも月17〜21時間で、会社が新卒向け媒体で公表している月平均所定外労働4.4時間(2023年度実績)とは開きがありました。なお就活会議の社員・元社員の口コミと評点は、同サイトの表記によれば転職会議からの転載です。同じ文章を複数のサイトで見かけても、投稿の母数が増えているわけではありません。
給与・賞与についての声
もっとも投稿が集まっていたのが給与でした。まずは、手当の内訳まで書いた投稿から見ていきましょう。
給与が高い。基本給195,000円、職能手当148,000円、業務手当77,000円、夜勤手当80,000円(4回)、合計500,000円。
出典: 転職会議(30代前半・女性・契約社員・看護師/2024年11月1日投稿/2026年8月現在)
夜勤4回を含む月の実額として、基本給・職能手当・業務手当・夜勤手当の4本立てが示されていました。読み取れるのは、支給額が夜勤の回数と手当の構成で動くという構造です。夜勤のない職種なら、この内訳にはなりません。一方、賞与に触れた投稿では評価が割れていました。
月給が高いのはいいが、やはりボーナスが無いのはきつい。売り上げ黒字なのに世間のボーナスモチベがないのはなんかなぁと思う。
出典: 転職会議(20代後半・女性・正社員・主任クラス・年収480万円/2025年8月26日投稿/2026年8月現在)
月給の水準は評価しつつ、賞与が無い点を難点に挙げた投稿でした。公式サイトと採用サイトには、賞与の有無を明記した記載を確認できません。退職金についても、同じ論点に触れた投稿があります。
賞与、退職金はないが、退職金の積み立てはあるので、月給からの天引きで積み立てることができる。もちろんその分手取りは減る。
出典: 転職会議(30代後半・女性・契約社員・一般事務/2025年3月30日投稿/2026年8月現在)
この「月給からの天引きで積み立てる」仕組みは、採用サイトが福利厚生として挙げている「はぐくみ基金(確定給付企業年金)」の説明と一致します。制度としては用意されている一方、原資が自分の給与である以上、月々の手取りは減るという指摘でした。求人票の金額そのものについては、こんな声も出ていました。
求人に出ている給料まではなかなか行かないです。事務所によってはそもそも難しい場合もあります。
出典: 転職会議(20代後半・女性・正社員・作業療法士/2024年11月16日投稿/2026年8月現在)
求人の給与例と実際の支給額の差についての指摘でした。選考で確かめたいのは、賞与の有無、はぐくみ基金の積立が任意か必須か、求人票の給与例が役職・夜勤回数・みなし残業のどれを前提にした金額なのか、の3点でしょう。
働き方・休日についての声
次は休日と業務量について。まず、有給とは別枠の連続休暇に触れた投稿を見てみましょう。
有給とは別に平日五日間連続で休みを取れる休暇があります。土日祝も休みなので、かなりゆっくりすることができます。
出典: 転職会議(20代後半・女性・正社員・作業療法士/2024年11月16日投稿/2026年8月現在)
土日祝が休みで、5日間の連続休暇はそれとは別枠。採用サイトの福利厚生ページにも、健康診断日に1日休暇を取れることが載っています。ただし、休みの取りやすさは働き方の選び方とも結びついていました。訪問系の職種に在籍した投稿者は、収入と休憩の関係をこう書いています。
年収は訪問に回れば回るだけ上がるがその分休憩が取れなくなるため、稼ぎたいなら休憩を削って回る必要がある。
出典: 転職会議(20代前半・女性・正社員・医療サービス関連職/2024年5月13日投稿/2026年8月現在)
訪問件数が収入に直結する分、件数を増やすほど休憩の時間が削られるという指摘でした。入居施設の側では、人員配置に触れた投稿も出ています。
業務量に対して事業所職員の人数が釣り合っていないと言えます。
出典: 転職会議(20代前半・男性・契約社員・介護福祉士/2026年3月13日投稿/2026年8月現在)
業務量と職員数のバランスを挙げた投稿でした。会社が公表している年間休日120日以上・平均有給休暇取得日数9.5日は、土日祝休みの職種も含めたグループ全体の平均値です。応募先が訪問系かシフト制の入居系かで、1日の組み立ても休みの形も変わってきます。
福利厚生と制度の運用についての声
制度そのものより、配属先ごとの運用に目を向けた投稿が目立ちました。まずは、良い点と気になる点を同じ投稿の中で書き分けた声から。
色々な福利厚生制度が揃っており手厚い。(中略)入って半年は有給や忌引き休暇など福利厚生が使えない。
出典: 転職会議(30代前半・女性・契約社員・看護師/2024年11月1日投稿/2026年8月現在)
制度の種類は多いと評価したうえで、入社直後に使えない期間があると書いていました。有給の付与時期や慶弔休暇の扱いは、求人票と労働条件通知書を突き合わせれば入社前に確かめられる項目です。もう1件、制度の受け止め方が分かれることを示す投稿もありました。
これといった福利厚生はない。住宅手当等があると良い。(中略)保育園が無料で利用できる。
出典: 転職会議(20代後半・男性・正社員・介護福祉士/2024年10月17日投稿/2026年8月現在)
グループ内保育園の無料利用は良い点として挙げつつ、住宅手当のような現金給付は物足りないと書いた投稿でした。2件を並べると、同じ制度一覧でも子育て中かどうかで評価が入れ替わることが分かります。制度に名前があるかではなく、配属予定先で自分が使えるかを聞いておくと、入社後のギャップは減らせるでしょう。
成長環境・教育についての声
キャリアの伸ばし方についても、受け止め方が分かれていました。まず、裁量の大きさを挙げた課長クラスの投稿から。
自分のやってみたいことを、きちんとアプローチすることが出来れば挑戦させてもらえる環境でした。
出典: 転職会議(40代前半・男性・正社員・課長クラス/2023年1月24日投稿/2026年8月現在)
自分から提案すれば挑戦させてもらえた、という振り返りでした。日々の業務そのものが学びになったという声も、別の口コミサイトに出ています。
日中の訪問業務、営業、事務作業、書類作成などが主な業務。介護の分野で活躍でき、在宅での応用的な知識を要され、勉強になる。
出典: Yahoo!しごとカタログ(20代・男性・正社員・福祉専門職/2022年6月20日投稿/2026年8月現在)
訪問だけでなく営業や書類作成まで担うため、在宅ケアの知識と事務の経験が同時に積める、という趣旨でした。一方、会社が用意する研修や支援には物足りなさを書いた投稿もあります。
休みが多い(中略)住宅補助や資格支援、勉強会等の支援など取り入れたらもっと充実する気がした。
出典: 転職会議(20代前半・男性・正社員・医療サービス関連職/2025年6月9日投稿/2026年8月現在)
公式サイトが挙げる約500本のオンライン研修や資格取得費用の全額負担は、あくまで制度の量の話です。職種ごとの臨床力をどう伸ばすかは、それとは別の論点になるでしょう。配属予定の事業所で同行訪問や事例検討がどれくらいあるか、指導役が付く期間はどれくらいか。この2つを聞いておくと、制度一覧では見えない部分が確かめられます。
社風・女性の働きやすさについての声
社風でくり返し語られていたのが、前述の「Dシステム」に代表される明文化されたルールでした。ルールの多さをどう受け止めるかについて、次のような投稿があります。
訪問看護、リハビリなので自分自身が頑張ればやり甲斐も感じられる。職場自体は大きくなれば秩序が崩れるのでルールがあるのは仕方ないと思う。(中略)他の求人に比べても待遇は良い方だと思う。これだけの待遇であれば多少の業務負担もストレスなく頑張れると思う。
出典: Yahoo!しごとカタログ(30代・男性・正社員・医療職・退職済み/2025年7月11日投稿/2026年8月現在)
組織が大きくなればルールは要る、待遇と業務負担は釣り合っている、という受け止め方でした。ルールの明文化は、合う人と窮屈に感じる人が分かれる部分だといえます。人間関係や制度の使いやすさについては、事業所ごとの差を挙げた投稿もありました。
良い意味でも悪い意味でも社員同士や上司とのコミュニケーションが少ない。また、上司や事業所事に雰囲気ややり方がそれぞれであり、当たりはずれがある。福利厚生や育休など女性が働きやすいルールや制度がある職場ではあると思う。
出典: Yahoo!しごとカタログ(女性・正社員・医療職・現職/2025年7月16日投稿/2026年8月現在)
育休や福利厚生の制度は整っているとしつつ、雰囲気ややり方は上司と事業所によって違うと書いた投稿でした。公的データでも、単体の管理職105人のうち42人が女性です(2026年3月24日更新。公式サイトの37.8%とは母数が違う点は前述のとおり)。一方、説明会に参加した学生からは、こんな印象も投稿されていました。
女性のほうが多い印象。それ故に派閥などもあり難しそうな印象を持った。
出典: 就活会議(2026年卒・学生/説明会のみ参加/2025年8月22日投稿/2026年8月現在)
これは説明会だけに参加した学生が持った印象で、在籍した人の体験ではありません。会社側は前述のとおり、高圧的な態度や陰口・いじめを「社内犯罪」として扱う相談窓口を設けていると説明しています。座談会や面談の機会があれば、配属候補の事業所の人数構成と、その窓口が実際にどう使われているかを聞いてみてください。
ここで引用した投稿は、2022年6月から2026年3月にかけて投稿されたものです。在籍していた時期も2022年頃から2025年頃まで幅があり、雇用形態・職種・配属事業所もそれぞれ違います。その間も拠点は増え続け、2026年8月現在は244か所。公式に公表されている条件と、説明会や面接で直接聞いた話を並べて確かめてみてください。
株式会社ドットラインの採用情報
採用の情報は、公式サイトとは別に用意された採用サイトにまとまっていました。募集区分は、経営幹部・管理職候補の正社員を対象とする「コーポレート職」、パート中心の本部事務にあたる「本部スタッフ」、施設運営に関わる「サービスクルー」の3つ。新卒採用は2027年卒と2028年卒が対象で、中途採用も並行して実施されていました。
求める人物像は、ビジョンを担う「ソーシャルヒーロー®」として人の命や幸せに直接関わる仕事に貢献できる人材。採用では資格・学歴・経験より人間性を重視するとされ、社員紹介によるリファラル採用が多いこと、出戻りを歓迎する方針も書かれていました。
一方で、初任給や想定年収の具体額、勤務地の一覧、選考フローの詳細は、2026年8月現在の採用サイトでは確認できませんでした。応募を検討するなら、最新の職種と条件を公式の採用サイトで確かめてください(出典: 株式会社ドットライン 採用サイト・2026年8月現在)。
株式会社ドットラインが向いている人・企業研究のポイント
公式情報と口コミを重ねると、訪問看護・介護から保育、障がい福祉、就労支援までを1つのグループで抱え、244拠点まで広げてきた医療・福祉の会社という姿が見えてきます。17事業81職種のキャリアパス、グループ内転職の推奨、資格の取得費用の全額負担という組み合わせは、職種をまたいで経験を積みたい人に合いやすい設計でしょう。
判断が分かれそうな点も見えてきました。手当を積み上げた月給の水準を評価する投稿がある一方で、賞与と退職金が無いこと、求人票の給与例まで届かない場合があることを挙げる投稿も出ています。働き方も、連続休暇を取れたという声と、訪問件数を増やすほど休憩が削られるという声が同居していました。福利厚生を手厚いと見るか物足りないと見るかも、子育て中かどうかで入れ替わります。
公表されている情報にもかたよりがありました。事業構成・有資格者数・拠点数・売上高は細かく公開されている反面、離職率、初任給、賞与の有無、勤務地の一覧は公表を確認できません。選考で確かめたいのは、①賞与の有無と業績歩合の計算方法、②配属予定の事業所の職種構成・シフトの有無・年間休日、③福利厚生のうちその事業所で使えるもの、④入社後1〜2年の教育で同行訪問や事例検討がどれくらいあるか、の4点でしょう。
よくある質問
Q. 株式会社ドットラインは何の会社ですか?
A. 千葉県千葉市美浜区に本社を置く医療・福祉の会社です。2011年11月21日設立、代表取締役は垣本祐作氏。訪問看護・リハビリ、在宅医療、訪問介護、ナーシングホーム、障がい者グループホーム、児童発達支援、認可保育園、就労支援、地域包括支援センターの受託などを手がけ、グループ12法人・従業員2,606名・244拠点という規模でした(2026年8月現在。出典: 同社 会社概要)。
Q. 株式会社ドットラインの評判・口コミはどうですか?
A. 給与では手当の内訳まで挙げて水準を評価する投稿がある一方、「ボーナスが無い」「求人に出ている給料まではなかなか行かない」という指摘も並んでいました。休日は、有給とは別枠の5日間連続休暇を挙げる声と、訪問件数を増やすほど休憩が取りにくいという声が同居しています。集計値は転職会議2.86、エン カイシャの評判3.4、OpenWork2.71でした(2026年8月現在)。
Q. 評価が分かれているのはなぜですか?
A. 投稿を職種と配属先で並べ直すと、分かれ方に説明が付きました。土日祝休みの訪問系職種と、夜勤のあるシフト制の職種が、同じグループの中に同居しているからです。福利厚生についても、グループ内保育園を無料で使える人と使う機会がない人とで評価が入れ替わっていました。会社全体の評点ではなく、応募する職種と配属候補の事業所を単位に確かめてみてください。
Q. 株式会社ドットラインは現在採用を行っていますか?
A. 2026年8月現在、採用サイトでは2027年卒・2028年卒を対象とした新卒採用と、中途採用の募集が確認できました。募集区分は「コーポレート職」「本部スタッフ」「サービスクルー」の3つ。初任給や想定年収、勤務地の一覧は確認できなかったため、最新の内容は公式の採用サイトでご確認ください。

