株式会社デジタルベリーは、埼玉県さいたま市中央区の新都心に本社を置くクロスメディア制作会社です(以下、デジタルベリー)。ホームページ制作やデジタルカタログ制作を軸に、印刷物やデジタルマーケティングまでを一貫して手がけてきました。製造業に特化した「製造業ドットコム」というブランドや、埼玉大学との産学連携でも知られる、地域に根ざした会社です。
社名で検索すると、就活会議やOpenWorkといった口コミサイトが上位に表示されます。そのため、応募する前に評判や働き方を確かめておきたいと考える就活生・転職検討者も多いのではないでしょうか。この記事では、公式サイトや採用ページなどの一次情報と、就活会議・転職会議・OpenWorkに実際に投稿された口コミをもとに、デジタルベリーの会社概要・事業内容・働く環境・評判・採用情報を整理しました。入社後に「思っていたのと違った」と後悔しないために、応募前に押さえておきたい情報をまとめています。
株式会社デジタルベリーの会社概要

| 正式商号 | 株式会社デジタルベリー(DigitalBerry Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 法人番号 | 1030001013666 |
| 本社所在地 | 埼玉県さいたま市中央区新都心11番地2 ランド・アクシス・タワー19階 |
| 設立 | 2004年8月19日 |
| 代表者 | 代表取締役 赤羽根康男 |
| 資本金 | 1億円 |
| 従業員数 | 23名(2026年4月現在)※求人媒体では20〜22名の記載もあり(集計の時点による差) |
| 事業内容 | ホームページ制作、デジタルカタログ制作、印刷物制作、デジタルマーケティング支援などのクロスメディア総合提案 |
| 売上高 | 2億7,400万円(2024年度)※20期連続増収と自社公表 |
| 公式サイト | https://www.d-berry.jp/ |
出典: 株式会社デジタルベリー 公式サイト 会社概要(2026年7月時点)
※従業員数・売上高は、公式データを掲載するマイナビ2027(2026年7月時点)も参照しました。法人番号や本社所在地はgBizINFOでも確認できます。
デジタルベリーが創業したのは2004年、埼玉県さいたま市でのことでした。電子カタログ(デジタルカタログ)の分野では業歴20年以上を掲げ、公式サイトでは創業以来20期連続で増収を続けていると発表しています。大手メーカーから地元の自治体・大学まで、約2,200社との取引実績を公表しており、地域に根ざしながら着実に事業を広げてきた会社だといえるでしょう。
株式会社デジタルベリーの事業内容
デジタルベリーの事業は、大きく3つの柱で構成されています。1つ目はホームページ制作、2つ目は紙のカタログを電子化するデジタルカタログ制作、3つ目はカタログやパンフレットなどの印刷物制作です。これらを組み合わせて提案する「クロスメディア総合提案」が同社の特徴で、近年はAIO(AI検索最適化)やSEOといったデジタルマーケティング支援にも領域を広げてきました(出典: 株式会社デジタルベリー 公式サイト)。
とくに知られているのが、製造業に特化した「製造業ドットコム」というブランドです。製造業向けのホームページ制作にとどまらず、オンライン展示会「製造業ドットコムEXPO」やテレビ埼玉の自社企画番組など、複数のメディアで製造業の技術や魅力を発信してきました。地域の経済研究所のレポートによると、2024年3月期の時点で全社売上の約7割をホームページ制作が占め、そのうち約6割が製造業からの受注だとされています(出典: ぶぎん地域経済研究所「ぶぎんレポート」No.293、2024年12月)。
株式会社デジタルベリーの直近の動き
デジタルベリーは、この1〜2年でサービスの幅を積極的に広げてきました。2025年5月にはJR東日本と業務提携し、「製造業ドットコム」を通じて小学生向けの仕事体験プログラムを製造業各社に案内する取り組みを始めました。2025年から2026年にかけては、AIO(AI検索最適化)対策などデジタルマーケティング関連の新サービスを相次いでリリースしました。また、代表の赤羽根康男氏は埼玉大学の客員教授を務めており、大学との産学連携も経営の柱の一つに位置づけています。マイナビ掲載の代表メッセージでは、2026年のTOKYO PRO Market(東京プロマーケット)への株式上場を目標に掲げているとしています。ただし、これはあくまで目標として掲げている段階であり、2026年7月時点で上場が決まった事実は確認できませんでした。
株式会社デジタルベリーの働く環境・社風
ここからは、公式の採用情報などから、給与や休日といった働く環境を整理します。新卒総合職の初任給は、大卒24.0万円、大学院卒25.0万円、短大・専門卒23.0万円と案内されています(いずれも月給で、固定残業代15時間分を含みます)。勤務時間は9時30分から18時30分で、休日は完全週休2日制(土日)に祝日、夏季・年末年始休暇などが設けられています。会社が公表する2025年度の実績では、月平均の所定外労働(残業)は8時間、平均有給休暇取得日数は10日とされています(出典: マイナビ2027、2026年7月時点)。
福利厚生では、各種社会保険に加えて、住宅手当(一人暮らしの場合・月1.5万円)や交通費、資格取得や書籍購入の補助、勤続3年のリフレッシュ休暇などが用意されています。研修については、入社後3カ月を新人研修期間とし、社長自身も研修を担当すると案内されています。配属後はOJTやジョブローテーションで幅広い業務を経験する仕組みが整えられていました。
働く環境に関する客観的な指標としては、埼玉県から「多様な働き方実践企業」の最上位であるプラチナランクの認定を受けています(2023年12月)。また、役員および管理的な立場にある人に占める女性の割合は75.0%(4名中3名・2025年度)と公表されており、女性が意思決定に関わる場面が多い会社だと考えられます。
社風について、公式の採用サイトでは、社員の声として仕事のやりがいや裁量の大きさが語られています。たとえば、入社3年目の営業社員は次のように述べていました。
一年目から、営業としてお客様にWebサイトの一から考えて提案させていただけたり、新しい仕事を次々と任せていただけたりと、たくさんの経験を積めて、自分の意思をもって仕事ができるのがデジタルベリーの良い所です。
出典: 株式会社デジタルベリー 採用サイト(社員インタビュー)(2026年7月現在)
若手のうちから提案を任される裁量の大きさを、前向きにとらえた声だといえるでしょう。同じ採用サイトでは、デザイナーの社員もやりがいを語っています。
デザイナーとして直接お客様にご提案して、自分の案を採用いただけた時は大変嬉しく大きなやりがいを感じました。
出典: 株式会社デジタルベリー 採用サイト(社員インタビュー)(2026年7月現在)
営業でもデザイナーでも、顧客に直接提案できる環境がやりがいにつながっている、という発信です。ただし、これらは会社が採用向けに公開している社員の声であり、良い面が中心に語られる点は割り引いて読む必要があります。実際の働き心地は、次の章で見る第三者の口コミとあわせて確認しておくとよいでしょう。
株式会社デジタルベリーの評判・口コミ
ここからは、就活会議・転職会議・OpenWorkに投稿された、デジタルベリーで実際に働いた人・選考を受けた人の口コミを、テーマ別に見ていきます。デジタルベリーは非上場のため、会社が公表する平均年収はありません。就活会議の年収分布では、投稿データの多くが年収300万円前後に集まっています(無料で見える範囲の集計値)。会社が示す初任給やモデル年収(入社4年目の主任で400万円、8年目のマネージャーで500万円)とあわせて読むと、給与の実像がつかみやすくなるでしょう。
女性の働きやすさ・社風についての声
デジタルベリーの口コミで、複数の投稿者が共通して触れているのが、女性の働きやすさです。会社が公表する女性管理職比率75.0%とも重なる論点で、就活会議には次のような声が見られました。
管理職のほとんどが女性で、社員も女性が多いので、女性の働きにくさは全く無い。むしろ男性が少し居づらいのではないかとも思う。
出典: 就活会議(社員・元社員のクチコミ)(2026年7月現在)
管理職の多くを女性が占めているという実感の声で、会社が公表する数値とも方向性が一致しています。就職活動中の学生からも、同じような受け止めが投稿されていました。
女性が高い役職にもいるし、差別とかはないと思う。働きやすい、成長できやすいと思う。実際に賞をもらった女性の社員さんがいて、説明会の時に詳しくお聞きしました。
出典: 就活会議(学生のクチコミ)(2026年7月現在)
説明会で女性社員の活躍を知り、働きやすさを感じ取ったという学生の声です。女性の登用については、社員・元社員と就活生の双方から前向きな評価が見られる点は、この会社の特徴の一つといえるでしょう。
給与・賞与についての声
給与や賞与については、初任給は悪くないものの、賞与(ボーナス)は控えめだという声が見られます。転職会議には、待遇をバランスよく語った投稿がありました。
初任給は悪くないが、ボーナスが少ない。その代わりにイベントや食事などで社員への還元があり、新卒では得られない経験(高い食事、イベント体験など)を得られるが、どちらが良いと感じるかは人によると思う。
出典: 転職会議(jobtalk.jp)(2026年7月現在)
ボーナスの少なさを、社内イベントや食事といった別のかたちの還元でおぎなっている、という受け止めです。金銭で受け取るか経験として受け取るかで評価が分かれ、投稿者自身も「どちらが良いかは人による」と整理していました。会社は2025年4月に全社員一律で月1万円のベースアップを実施したとも公表しており、待遇の見直しも進んでいるようです。
働き方・残業・定着についての声
働き方については、残業に関する見方が公表値と口コミで大きく食い違っています。会社は2025年度の月平均残業を8時間と公表する一方、転職会議の投稿データから算出された残業時間は月30.8時間と、およそ4倍の開きがありました。両者は集計の方法や母数が異なるため単純には比べられないものの、部署や時期によって残業に幅が出る可能性はうかがえます。退職理由として残業と職場の雰囲気を挙げた、次のような投稿もありました。
一番は残業が多かった。残業をするかしないかは本人の裁量によるものと考えており、何も残業する事がない中で早く帰るのか?という圧のような雰囲気を発する方がいたので自分には合わなかった。当時の在籍社員に人がすぐ辞めると言われたが、本当にいなくなった。自分も短期間で辞めた。
出典: 転職会議(jobtalk.jp・退職理由のクチコミ)(2026年7月現在)
残業のとらえ方は人によって違い、早く帰りづらい雰囲気を感じて短期間で退職したという体験です。定着について、マイナビ2027は年度別の新卒定着率を公表しています。2023年入社が33.3%、2024年入社が66.7%、2025年入社が33.3%で、これは各年度に入社した新卒3名のうち何名が2026年7月時点で在籍しているかを示す数値です(全社員の離職率ではありません)。1学年3名の少人数のため1名の退職でも比率は大きく動きますが、年によっては定着が課題になっているとうかがえます。残業や休日の実際の運用は、面接で具体的にたずねておくと安心でしょう。
仕事内容・組織風土についての声
仕事の進め方や組織の雰囲気については、受け止めが分かれています。前向きな面としては、若手でも手を挙げれば仕事を任せてもらえる、挑戦しやすい文化があるという声が、複数の口コミサイトで共通して見られました。一方で、経営の方針が上から下へ強く伝わるトップダウンの傾向を指摘する声もあります。仕事内容とのミスマッチを退職理由に挙げた、次のような投稿もありました。
必ずしも技術や知識を必要としておらず、自身のスキルとキャリアが活かせなかったこと。
出典: OpenWork(中途入社者の退職検討理由)(2026年7月現在)
専門的な技術より、幅広い業務をこなす力が求められたため、自分の専門スキルを活かしきれなかった、という中途入社者の退職理由です。少人数で多様な案件を手がける制作会社では、特定の技術を深めるより、提案から制作までを幅広く担う働き方になりやすい面があります。専門性を一点で深めたいのか、幅広い経験を積みたいのかで、この環境の合う・合わないは分かれるでしょう。
ここで紹介した口コミは、投稿した社員・元社員・就活生の一部の声です。従業員20名台の会社のため口コミの件数自体が多くはなく、投稿の時期や立場によって受け止めが変わりやすい点には注意しておきたいところです。良い声も気になる声も、そのまま会社全体の評価と決めつけず、会社説明会や面接で直接たしかめるとよいでしょう。
株式会社デジタルベリーの採用情報
デジタルベリーの新卒採用では、総合職(Webコンサルタント・提案営業)と技術職(フロントエンドエンジニア・Webデザイナー)を募集しています。選考は、エントリーから会社説明会、書類選考、複数回の面接、適性検査・課題を経て内々定に至る流れが案内されています。募集人数は全職種合わせて4〜5名程度で、2023年から2025年は毎年3名を採用してきました。採用実績のある大学は、埼玉大学をはじめ全国の30校以上にわたります。
初任給や休日などの待遇は、先ほどの「働く環境・社風」の章で紹介しました。研修は入社後3カ月の新人研修から始まり、社長自身も関わるとされています。応募を検討する場合は、募集職種や選考の最新状況を、公式の採用ページとマイナビの両方で確認しておくと確実でしょう(出典: 株式会社デジタルベリー 採用サイト)。なお、中途採用は時期によって募集職種が変わるため、公式サイトの採用情報をこまめに見ておくことをおすすめします。
株式会社デジタルベリーの募集職種・年収・勤務条件・選考の流れは「株式会社デジタルベリーの年収・求人情報|募集職種と選考・働き方を調査」で詳しく整理しています。
株式会社デジタルベリーが向いている人・企業研究のポイント
公式情報と口コミから見えてくるデジタルベリーは、ホームページ制作とデジタルカタログを軸にしたクロスメディア型の制作会社で、製造業に特化した「製造業ドットコム」を強みに持ちます。埼玉大学との産学連携やテレビ番組の企画など、地域に根ざした独自の取り組みも続けてきました。若手のうちから提案を任され、幅広い業務に挑戦しながら力をつけたい人には、経験を積みやすい環境だと考えられます。女性の登用が進んでいる点も、長く働きたい人には後押しになりそうです。
一方で、口コミからは気になる声も見られました。賞与が控えめだという指摘、残業のとらえ方が公表値と口コミで食い違っている点、経営がトップダウンで進みやすいという声、そして年によっては新卒の定着が課題になっている点が挙がっています。従業員20名台の会社では、1名の退職でも数字が動きやすく、幹部との距離が働き心地を左右しやすいのも事実でしょう。入社後のミスマッチを避けるには、残業や賞与、評価の実際の運用を面接で具体的にたずね、公式サイト・採用ページ・口コミサイトなど複数の情報源を照らし合わせて判断することをおすすめします。
よくある質問
Q. 株式会社デジタルベリーは何の会社ですか?
A. 埼玉県さいたま市に本社を置く、ホームページ制作やデジタルカタログ制作を手がけるクロスメディア制作会社です。印刷物の制作やデジタルマーケティングの支援も行い、製造業に特化した「製造業ドットコム」というブランドを展開してきました。大手メーカーから自治体・大学まで、約2,200社との取引実績があると公表されています(出典: 株式会社デジタルベリー 公式サイト)。
Q. 株式会社デジタルベリーの年収はどのくらいですか?
A. 会社が公表する平均年収はありませんが、新卒の初任給は大卒で月給24.0万円(固定残業15時間分を含む)と案内されています。モデル年収として、入社4年目の主任で400万円、8年目のマネージャーで500万円という例が公表されました。口コミサイトの就活会議では、投稿された年収の多くが300万円前後に集まっており、賞与は控えめだという声も見られます。職種や在籍年数によって差が出るため、求人票の初任給やモデル年収とあわせて確認するとよいでしょう。
Q. 株式会社デジタルベリーの残業や休日はどうですか?
A. 会社が公表する2025年度の月平均残業は8時間ですが、転職会議の投稿から算出された残業時間は月30.8時間と、大きな開きがありました。集計の方法や母数が異なるため単純には比べられませんが、部署や時期によって残業に幅が出ることもあるようです。休日は完全週休2日制(土日)で、祝日や夏季・年末年始の休暇も設けられています。実際の残業や休みの取りやすさは、志望する職種にしぼって面接で確認しておくと安心でしょう。
Q. 株式会社デジタルベリーの評判・口コミはどうですか?
A. 口コミサイトの総合評価は、転職会議で3.29点、エン カイシャの評判で3.3点、OpenWorkで2.98点と、いずれも5点満点の3点前後です(回答者が数名〜29名と少ない点には注意が要ります)。良い評価としては、女性が働きやすい・若手でも挑戦できるという声が見られます。気になる評価としては、賞与の少なさや、残業・トップダウンの傾向を挙げる声もありました。回答数が多くないため、複数の情報源を確認し、説明会や面接で実態をたしかめることをおすすめします。

