株式会社アトラス(以下、アトラス)は、東京都品川区に本社を置く家庭用ゲームソフトの開発・販売会社です。手がけているのは「ペルソナ」「真・女神転生」「世界樹の迷宮」といった自社シリーズで、2024年には『メタファー:リファンタジオ』を発売しました。セガサミーホールディングス株式会社が持株比率100.00%を持つグループ会社にあたります。
社名で検索するときに気をつけたいのが、同じ「株式会社アトラス」という商号の法人が全国に数多くある点でした。国税庁の法人番号公表サイトで「アトラス」を部分一致検索すると402件が並びます。この記事で扱うのは、法人番号2010701028452・本社が東京都品川区西品川のアトラス1社です。
以下では、公式サイトと採用サイト、国税庁の法人番号データ、口コミサイトに投稿された社員・元社員の声をもとに、会社概要・沿革・事業内容・働く環境・評判・採用情報を整理しました。「1986年創業」と「2013年設立」という2つの年が出てくる理由も解きほぐします。
株式会社アトラスの会社概要

| 正式商号 | 株式会社アトラス |
|---|---|
| 本社所在地 | 〒141-0033 東京都品川区西品川一丁目1番1号 住友不動産大崎ガーデンタワー12階 |
| 設立 | 2013年9月(現在の法人の登記上の設立) |
| 代表者 | 代表取締役 大橋 修 |
| 資本金 | 一千万円(10,000,000円) |
| 従業員数 | 371人(2024年4月時点) |
| 事業内容 | コンシューマソフトウェア開発並びにデジタルゲーム事業(家庭用ゲームソフトの企画・開発・販売) |
| 親会社 | セガサミーホールディングス株式会社が持株比率100.00% |
| 法人番号 | 2010701028452 |
| 公式サイト | https://www.atlus.co.jp/ |
出典: 正式商号・本社所在地・設立・代表者・資本金・公式サイトは株式会社アトラス 公式サイト 会社概要(2026年8月現在)
※本店所在地と法人番号は国税庁 法人番号公表サイト(2026年8月現在)でも一致を確認できます。従業員数は採用サイト「数字で見るアトラス」の2024年4月時点の数値、事業内容と親会社はセガサミーホールディングス株式会社 グループ会社一覧(2026年4月現在)の記載です。
従業員数は371人(2024年4月時点)。年齢構成は20代104名・30代140名・40代97名・50代29名・60代1名で、合計が371名と一致します。男女比は男性70%・女性30%、職種比は開発職74%・ビジネス職26%と公表されていました(出典: 株式会社アトラス 採用サイト 数字で見るアトラス・2024年4月時点)。
グループ会社一覧の「持株比率100.00%」が、持株会社からの直接保有か、間の会社を経由した保有かまでは書かれていません。ここでは公表どおり「セガサミーグループの完全子会社」と押さえます(出典: セガサミーホールディングス株式会社 グループ会社一覧・2026年4月現在)。
商号が完全に一致する「株式会社アトラス」は、東京都港区のソフトウェア開発会社、東京都中央区京橋の食品商社、神奈川県横浜市港北区の学習支援会社、愛知県名古屋市の旅行会社など、口コミサイトに別々の企業ページを持つ形で複数あります。所在地も代表者名も互いに違います(2026年8月現在)。求人サイトや口コミサイトを見るときは、社名だけでなく所在地・代表者名・公式サイトのURLの3点まで照らし合わせてください。
株式会社アトラスの沿革と2つの設立年
公式の採用サイトには「History」という年表ページがあり、1986年からの歩みが掲載されています。主な出来事は次のとおりでした。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1986年 | コンピュータゲームの開発会社として飯田橋で旧法人を設立(6名でスタート) |
| 1989年 | アミューズメント施設「アトラスシティ」開業 |
| 1992年 | 『真・女神転生』発売 |
| 1995年 | 「プリント倶楽部」を開発・販売 |
| 1996年 | 『女神異聞録ペルソナ』発売 |
| 1997年 | ジャスダック上場、『デビルサマナー ソウルハッカーズ』発売 |
| 1999年 | 米国子会社 Atlus U.S.A., Inc. を設立 |
| 2010年 | インデックスグループに入る |
| 2013年 | セガサミーグループに入る |
| 2018年 | 大崎ガーデンタワーに本社移転 |
| 2024年 | 『メタファー:リファンタジオ』発売 |
出典: 株式会社アトラス 採用サイト History(2026年8月現在)
ここで混乱しやすいのが設立年の表記でした。会社概要ページの設立欄は「2013年9月」ですが、年表の起点は1986年です。公式サイト自身が1986年の項目を「旧法人を設立」と書き、当時の会社と現在の会社を区別していました。
国税庁の法人番号公表サイトには、法人番号2010701028452の変更履歴として2015年10月5日の法人番号指定と2018年9月3日の本店移転の2件が載っています。ただしこのページに表示されるのは法人番号が公表されて以降の履歴だけで、2015年10月より前の商号変更や合併はそもそも表示の対象外です。1986年の会社と現在の会社が法人としてどうつながるのかを、このサイトで確かめることはできません(出典: 国税庁 法人番号公表サイト・2026年8月現在)。
つまり「1986年創業」はATLUSというブランドの出発点、「2013年9月設立」は現在の法人の登記上の設立年を指します。2013年より前の会社から事業がどのような法的な形で引き継がれたのかまでは、公式サイトに記載がありません。
この区別は口コミを読むときにも効きます。投稿には2010年前後の在籍経験を書いたものがあり、当時は親会社も体制も今とは違いました。
株式会社アトラスの事業内容
セガサミーホールディングスのグループ会社一覧では、アトラスの事業内容が「コンシューマソフトウェア開発並びにデジタルゲーム事業」と記載されています。家庭用ゲーム機向けのソフトを自社で企画・開発し、販売するのが本業です。代表作と直近の動きから見ていきましょう。
自社IPを軸にしたRPG開発
公式サイトのタイトル一覧に並ぶのは、「真・女神転生」「ペルソナ」「世界樹の迷宮」といった自社シリーズと、2024年発売の『メタファー:リファンタジオ』です。1992年、1996年から続く長寿シリーズを抱えている点が、この会社の事業の土台になっています。
会社としての方針は、採用サイトのバリューに表れていました。掲げられているのは「Unique & Universal」という言葉で、他にはない独創性と誰にでも届く普遍性の両方を持つ作品をつくる、という意味が説明されています(出典: 株式会社アトラス 採用サイト VALUE・2026年8月現在)。
募集ページには「『真・女神転生』シリーズなどの開発をしている、第一プロダクション」という記載があり、シリーズごとにプロダクション(開発部門)が置かれている様子がうかがえました。
直近の発表から見える動き
公式サイトのニュース欄には、2026年8月の1か月だけで12本の発表が並んでいました。「東京ゲームショウ2026」への出展決定、音楽イベントの配信決定、オーケストラアルバムの発売決定、ドールやフレグランスなどのグッズ、期間限定セール、他社タイトルとのコラボ、特別体験会のレポートです。ゲーム本体だけでなく、イベント・音楽・グッズ・コラボまでIPを広げて展開している構図が見て取れました(出典: 株式会社アトラス 公式サイト NEWS・2026年8月現在)。
なお、売上高や利益といった決算の数字は公表されていません。非上場で、親会社の連結決算に含まれる形のため、単独の財務情報を確認する手段が調査時点では見当たりませんでした。事業規模を測りたい場合は、親会社セガサミーホールディングス株式会社(証券コード6460・上場取引所は東京証券取引所)のIR資料が手がかりです。
株式会社アトラスの働く環境・社風
働く環境は、採用サイトに数値と制度の両方がまとまっていました。まず数字から押さえましょう。
公表されている働き方の数値
- 平均勤続年数: 7年9ヶ月(2023年度)
- 平均残業時間: 月18.9時間(2023年度)
- 有給休暇消化率: 86.5%(2023年度)
- 産休・育休からの復帰率: 100%(2023年度)
- 離職率: 5.7%(2023年度)
- 中途社員の正社員登用比率: 100%(2023年度)
出典: 株式会社アトラス 採用サイト 数字で見るアトラス(2023年度・2026年8月現在)
いずれも2023年度の数値で、調査時点の2026年8月からは2年ほど前のデータです。後述する口コミサイトの集計値とは出どころが違います。
休暇・福利厚生の制度
休暇では、入社月からの有給付与と1時間単位での取得、夏季最大5日・冬季最大3日のリフレッシュ休暇が公表されていました。伊豆高原と軽井沢にはグループの保養所があり、家族や友人との旅行にも使えると案内されています。
育児支援については、出産前後の休暇に加えて、最長で子どもが2歳になるまで取得できる育児休業が用意されていました。小学3年生までの子どもがいる社員は、始業・終業時刻を繰り下げ・繰り上げできる時短勤務も利用できます(出典: 株式会社アトラス 採用サイト 制度・環境・2026年8月現在)。
学びの支援では、希望者が無償で受けられるオンライン英会話コースと、海外ビジネススクールでの学習を支える海外留学支援制度が挙げられていました。
研修と正社員登用
研修の流れは採用ページのQ&Aに書かれていました。中途入社は現場でのOJTが基本で、新卒入社は約1か月のセガサミーグループ全体の新入社員研修を受けてから配属されます。2019年度からは階層別研修・コンプライアンス研修・ビジネススキル研修も導入されました。
契約社員は将来正社員になることを期待したポジションで、正社員との業務差はないと説明されています。登用機会は概ね1〜3年程度で、「中途社員の正社員登用比率100%(2023年度)」とあわせて読むと、登用が運用されている様子がうかがえました(出典: 株式会社アトラス 採用サイト 採用に関するQ&A・2026年8月現在)。
ここまでは会社側が発信した内容でした。制度が現場でどう運用されているかは、次の章の投稿とあわせて読むとつかめます。
株式会社アトラスの評判・口コミ
ここからは、社員や元社員が口コミサイトに投稿した内容を見ていきます。語られていたテーマは、やりがい、成長環境、社風、働き方と勤怠、給与と定着、福利厚生、女性の働きやすさ、事業の先行き、選考の9つでした。
まず全体の数字です。転職会議にはクチコミ206件が集まり、総合評価は3.67(5点満点)。同サイトの投稿データから算出された残業時間は月20.7時間、有給消化率は年66.6%でした。エン カイシャの評判では総合評価3.4(回答者は正社員10名)、平均年収553万円(平均年齢36歳)、残業時間は月32時間。項目別の納得度・満足度は、年収・給与57%、勤務時間82%、休日休暇92%、職場の人間関係76%の4つが出ていました(いずれも2026年8月現在)。
これらは回答者の申告をまとめた集計値で、会社の公表値ではありません。前章の公式数値と並べると、残業時間は月18.9時間(2023年度)に対して20.7時間・32時間、有給消化率は86.5%(2023年度)に対して66.6%と、どちらにも差がありました。とくに有給消化率は20ポイント近い開きです。全社平均と回答者の実感という違いを踏まえ、面接では配属予定のチームの実情まで聞いておきましょう。
やりがいと担当できる範囲
いちばん多かったのが、有名タイトルに関われることへの評価です。ゲームプランナーとして在籍した方の投稿を見てみましょう。
好きなシリーズに関われる可能性がある、これにつきる。いまはすでにやめた会社だが、有名タイトルなので、どこの職場に行ってもすごいと言われる。
出典: 転職会議(2025年6月投稿・2026年8月現在)
退職後に振り返った内容で、社名が経歴として通用するという受け止めでした。長寿シリーズを抱える会社ならではの話です。担当範囲に触れた投稿もありました。
人気コンテンツに根幹から携われる点は大変魅力です。また、自分の担当以外にも、やりたいと手を挙げたものには積極的にやらせる社風は良いと思います。
出典: 転職会議(2019年11月投稿・2026年8月現在)
CGデザイナーとして在籍した方の投稿で、担当外の仕事にも手を挙げられる点が挙がっていました。同じやりがいの裏返しを書いた投稿もありました。
タイトルやIPの知名度が高くその制作に携われるのは純粋にモチベーションに繋がる。逆に、制作への熱意が失われるとしんどいと思う。
出典: 転職会議(2026年4月投稿・2026年8月現在)
作品への思い入れが仕事を支える一方、それが薄れると負荷として跳ね返る、という両面の指摘でした。志望動機を「作品が好きだから」で止めず、好きの中身を自分の職種にどう結びつけるかまで考えたいところです。
成長環境
開発規模と経験の積み方を結びつけた投稿もありました。
開発人数が大手と比較して大分少ない分一人の任せられる作業が多岐に渡り、重要な箇所を担当できる可能性が高いので転職する際に明確な実績が作れると思います。
出典: 転職会議(2022年8月投稿・2026年8月現在)
開発職が74%(2024年4月時点)という構成なら、1タイトルに関わる人数は大手ほど多くはならないでしょう。担当範囲が広いぶん責任も大きく、分業された環境で特定領域を極めたい人とは相性が分かれます。
社風と人間関係
社風については、意見の出しやすさに触れた投稿が複数ありました。
基本的には社員同士の風通しも良く、積極的に意見を吸い上げる雰囲気が出来ているので、良いものを作りたいというモチベーションが報われやすい組織だと思います。
出典: 転職会議(2022年5月投稿・2026年8月現在)
派遣社員としてCGデザイナーを務めた方の投稿で、正社員以外の立場からも意見が通る環境だったと読み取れます。時期をさかのぼった投稿にも似た傾向がありました。
上下関係はさほど厳しくなく、全体的にフラットな印象です。フラットではありますが、仕事以外の場でも気兼ねなく話せるので、人間関係でのトラブルはあまりありませんでした。
出典: 転職会議(2011年8月投稿・2026年8月現在)
この投稿は2009年頃の在籍について書かれたもので、現在の法人ができる前の時期です。今にそのまま当てはまるとは限りませんが、10年以上あいた投稿で「フラット」が重なった点は社風を見る材料になるでしょう。
働き方と勤怠
転職会議のワークライフバランスの欄には18件の投稿が集まっていました。いちばん新しい2026年4月の投稿は、勤怠の運用をこう書いていました。
当日休みや遅刻する人がとても多い。良くも悪くも、勤怠面はかなり緩い会社である。
出典: 転職会議(2026年4月投稿・2026年8月現在)
ゲームプランナーの投稿で、「良くも悪くも」と両面から書かれています。同じ緩さを課題として挙げた投稿もありました。
多少勤怠が悪くても黙認される文化があるので古株の方は特に勤怠が荒れている印象でした。
出典: 転職会議(2020年2月投稿・2026年8月現在)
2018年頃に在籍したゲームプログラマーの投稿です。勤怠の運用がゆるい点は、自分のペースで働きたい人には利点に、規律のある職場を求める人には不満に映ります。会社側は2026年4月の報酬制度の改定で、固定残業時間を月30時間から20時間に見直したと公表しました(出典: 株式会社アトラス プレスリリース・2026年3月16日)。残業の前提が直近で変わっているので、配属先の繁忙期の実績とあわせて確かめたいところです。
給与・評価と定着
給与や定着に触れた投稿では、中途採用の比率と離職率をあわせて語ったものがありました。
中途採用に長年注力しており、全社の90%以上を中途社員が占めていました。一方、離職率は全社で約5%程度と低く、この定着率の高さも魅力のひとつと言えます。
出典: 転職会議(2012年3月投稿・2026年8月現在)
経理として2010年頃に在籍した方の投稿で、こちらも現在の法人ができる前の時期の話でした。ただし公式が公表する2023年度の離職率5.7%・平均勤続年数7年9ヶ月も同じ方向を向いています。
年収は、口コミサイトの集計で平均553万円(平均年齢36歳・エン カイシャの評判)という数字が出ていました。同じサイトの項目別では、年収・給与の納得度57%が4項目の中で最も低い数字です。ただしこの集計が、2026年4月の報酬制度の改定をどこまで反映しているのかは読み取れません。
改定の中身は会社が公表しています。新卒初任給を30万円から33万円へ、正社員・契約社員の平均年収を15%引き上げるという内容でした。あわせて固定残業時間を月30時間から20時間へ見直し、基本給の比率を高めたと説明されています(出典: 株式会社アトラス プレスリリース・2026年3月16日。同じ内容が採用サイトのニュース欄にも掲載されています)。職種別・等級別の給与テーブルは公表されていないため、自分の経験がどのレンジに当たるかは募集要項と面接で確かめてください。
福利厚生とオフィス環境
大崎への本社移転がもたらした変化に触れた投稿もありました。
いたって普通なので特筆していい点はありませんが、オフィスが大崎に移ってから社食があり、マッサージが予約制で受けられるようになったのがよかったです。
出典: 転職会議(2022年10月投稿・2026年8月現在)
2018年の大崎ガーデンタワー移転が、働く環境の変化としても受け止められていたとわかります。社食とマッサージは公式サイトの制度一覧に載っていない情報でした。
女性の働きやすさ
職場の男女構成に触れた投稿も見つかりました。
ゲーム業界の中では比較的女性クリエイターが多く在籍しており、近年は育児休暇を取られる方も増えています。そのため女性は働きやすいと思います。
出典: 転職会議(2020年3月投稿・2026年8月現在)
投稿は2020年3月のもので、公式の男女比は2024年4月時点で男性70%・女性30%。産休・育休からの復帰率100%(2023年度)という数値もあり、投稿と公表値の方向は一致していました。
事業の先行きについての見方
事業の弱みを問う欄では、タイトル展開の方針に注文を付けた投稿が出ていました。
過去作品の焼き直し(リメイク・リマスター)ばかり(中略)新規IPはあまり無い感じ。
出典: エン カイシャの評判(2026年6月投稿・2026年8月現在)
2024年に退職した元社員による投稿で、既存シリーズのリメイクやリマスターに力を割く比率と、新規IPの少なさへの指摘でした。公式ニュース欄で2026年8月に出た12本を数えると、出展・グッズ・セール・コラボ・体験会レポートで、いずれも既存シリーズのタイトルに関する発表です。この月に新規IPの発表はありませんでした。『メタファー:リファンタジオ』関連もNintendo Switch 2版の出展と関連商品で、2024年発売作の展開にあたります。発売予定の『ペルソナ4 リバイバル』も、公式サイトが過去作の「リメイク」と説明していました(出典: ペルソナチャンネル(アトラス公式)・2026年8月現在)。
一方、その2か月前の2026年6月8日には、『ペルソナ』シリーズのナンバリング最新作『ペルソナ6』が発表されています(出典: ペルソナチャンネル(アトラス公式)・2026年8月現在)。過去作のつくり直しではない新作ですが、既存シリーズの続編である点は変わらず、投稿が言う「新規IP」の論点は残ります。作品の方向性をどう受け止めるかは、公式のタイトル一覧とニュースを自分で追って判断する領域でした。
選考で語られていること
面接・選考の欄は転職会議で45件と投稿が最も多く、実際に聞かれた質問が書かれていました。
自発的に制作過程を進行させていかなければいけない職場ですが大丈夫ですか?
出典: 転職会議(2026年4月投稿・2026年8月現在)
CGデザイナーの選考で投げかけられた質問でした。求人票の「自ら発信、行動していける方を歓迎します」という一文と中身が重なります。指示を待つのではなく自分で進められるか、という観点は募集要項と選考の両方に出ていました。
ここで引用した投稿は2011年から2026年にかけて書かれたもので、在籍時期も雇用形態もばらばらでした。とくにアトラスは、2013年に現在の法人になる前の時期を書いた投稿と、その後の投稿が同じ企業ページに並びます。投稿年と在籍時期を確認してから読んでください。
株式会社アトラスの採用情報
応募は外部の求人管理システム(採用係長)経由で受け付けられていました。2026年8月現在で確認できた募集区分は、中途(開発職)・中途(非開発職)・新卒・アルバイト・障がい者採用の5つです。
職種は大きく3系統です。開発職はプランナー、デザイナー、プログラマー、サウンドクリエイター、プロジェクトマネージャー、デバッガー、ローカライズ・ブリッジ、テクニカルアーティスト。ビジネス職はライセンスビジネス、プロモーション、ミュージックビジネス、セールス。加えて情報システムや人事・労務といったコーポレート職の募集もありました。確認できた求人の勤務地は、すべて東京都品川区(本社)でした。
募集内容の具体例を挙げます。開発職では「第一プロダクション」がアートディレクションの経験者を募集し、職種や担当箇所の垣根をこえて意見を出し自ら行動できる人を歓迎すると書かれていました。非開発職ではマーケティング部が音楽ライセンスの担当者を募集し、音楽業界での経験は不問と明記されています。人事の求人は評価制度・報酬制度の企画提案が中心でした。
給与面では、2026年4月の報酬制度の改定で新卒初任給が33万円に、正社員・契約社員の平均年収が15%引き上げられたことが公表されています。一方、職種別・等級別の給与テーブルと新卒採用の募集人数は公表されていません(出典: 株式会社アトラス 採用サイト ニュース・2026年8月現在)。
会社の公表値ではありませんが、求人検索サイトに掲載された同社の求人では、年収390万円から940万円まで幅のあるレンジが示されていました。どの職種がどの金額に当たるかまでは特定できません。金額の話は募集要項と面接で必ず直接確認してください(出典: 求人ボックス 株式会社アトラスの仕事・2026年8月現在)。
株式会社アトラスの募集職種・年収・勤務条件・選考の流れは「株式会社アトラスの年収・求人情報|募集職種と選考・働き方を調査」で詳しく整理しました。
株式会社アトラスが向いている人・企業研究のポイント
公式情報と口コミを重ねると、アトラスは従業員371人(2024年4月時点)・うち開発職74%という構成で、自社IPのRPGを軸にゲームを開発するセガサミーグループの会社です。投稿では、有名タイトルに根幹から関われる点、手を挙げた仕事をやらせてもらえる点への評価が並びました。作品への思い入れを推進力に変えられる人には合いやすいでしょう。
判断が分かれそうな点も見えました。制作への熱意が薄れるとしんどい、という両面の指摘。勤怠の運用がゆるいことへの評価の割れ方。既存シリーズのリメイク・リマスターに力を割く比率と、新規IPの少なさを挙げる見方。いずれも自分が何を優先するかで受け止め方が変わる論点でした。
公表情報にはかたよりもあります。平均残業時間・有給消化率・離職率・産休育休復帰率・新卒初任給は公表されている一方、職種別の給与テーブル・平均年齢・売上高は確認できません。健康経営優良法人やくるみんといった公的認定の取得状況も、調査時点では確認できませんでした。
選考では、①配属予定のプロダクションと担当領域、②改定後の給与テーブルと固定残業手当の扱い、③評価とフィードバックの仕組みの3点を具体的に聞いておくと、投稿から見えた論点をそのまま確認できます。
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よくある質問
Q. 株式会社アトラスは何の会社ですか?
A. 東京都品川区に本社を置く、家庭用ゲームソフトの開発・販売会社です。「ペルソナ」「真・女神転生」「世界樹の迷宮」といった自社シリーズを手がけ、2024年には『メタファー:リファンタジオ』を発売しました。従業員数は371人(2024年4月時点)で、セガサミーホールディングス株式会社が持株比率100.00%を持つグループ会社です。
Q. 株式会社アトラスの評判・口コミはどうですか?
A. やりがいの面では、有名タイトルに根幹から関われる点や、手を挙げた仕事に取り組ませてもらえる社風を挙げる投稿がありました。一方で、制作への熱意が失われるとしんどいという両面の指摘、勤怠の運用がゆるいことへの評価の割れ方、リメイク・リマスターの比率への注文も出ています。集計値は転職会議で総合3.67(クチコミ206件)、エン カイシャの評判で総合3.4(回答者は正社員10名)、項目別では年収・給与の納得度57%が最も低い数字です(2026年8月現在)。
Q. 株式会社アトラスの設立はいつですか?
A. 公式サイトの会社概要には「2013年9月」と記載されており、これが現在の法人の登記上の設立年です。一方、採用サイトの年表は1986年を起点とし、その項目には「旧法人を設立」と書かれていました。1986年はATLUSというブランドの出発点、2013年9月は現在の法人の設立年を指します。
Q. 同じ社名の会社と見分けるにはどうすればよいですか?
A. 法人番号2010701028452、本社が東京都品川区西品川一丁目1番1号(住友不動産大崎ガーデンタワー12階)、公式サイトが atlus.co.jp という3点で確認してください。「株式会社アトラス」という商号は東京都港区・中央区京橋・横浜市港北区・名古屋市などにも別法人があり、業種もさまざまです。求人サイトの中には、会社情報の欄に別法人のデータが表示されているものもありました。

